第3.5話 ルール確認の時間
この話はあの2人が登場しないところで行われた場面の描写です。この時点ではネタバレしか含まないので凄く意味深なシーンとなって居ます。伏線的な物がマシマシです。それはもうマシマシです。オンパレードです。
よって、PCの2人的には全く知りませんが、PL的には知ってた方が面白くなりそう、面白くなってほしいなと言う思いで書きます。人によってはこんなの要らないよって言う人もいるとおもうし、こんな裏側知っちゃっていいんですか!?って言う人もいると思います。私は後者のタイプではあるよ。
ごちゃごちゃ言ったけど要は、私がニヤニヤしたいだけというか、この世界、シナリオの設定的なメタ的なものを話したい欲で書いてます。GM、シナリオ制作者の特権です。私の中で紡がれているこの世界にPLの2人を招待していると言う気持ちで回しているので、どうしてもPLが出てこない所で進んでる物語があるわけですよ。
あと、申し訳ないけどこっちの方が私的には本編と言っても過言ではない。だってね、夜眠る時に私が綴っているのはこっちの世界の話だから。あと、登場人物の主導権が私にあるからね、深掘りしやすいんよ。
てなわけで、ごめん2人とも。
此処から下は閲覧注意とさせていただく。別に読まなくても問題はないです。書きたいので書いているだけなので。
ネタバレとか踏みたくなかったら次の話の更新を待っててねってこと。
いくよ?
これは、彼女と彼が居なくなった後の時間に行われた彼と彼女の会話。
「で、そろそろ起きて貰ってもいいか。」
「ええ。盤上の
「ああ、今回の
<
…
…
<開示申請を開始します>
…
…
…
…
…
<申請中>
…
…
…
…
…
<申請が受理されました>
<調停神の権能を展開します>
…
…
<空間の隔離処理……完了>
…
…
<時間鈍化処理……完了>
…
…
<接続情報の同期……完了>
…
…
<絶対調停空間の構築完了しました>
<構築プロセスを終了します>
「よいしょっと。これで双方の干渉は切れたはずだし、此処での
「...ああ、久しぶりだな___。で、聞きたいことが山ほどあるんだが、まずはなんで此処にいるのか聞いていいか。」
「うん、いいよ。でも、最初に
「できるのか?」
「うん。じゃあ、はいこれ。」
ーーーー『規定書』ーーーー
遊戯名:
草案
潜在素質者の精神体と肉体の剥離及び回収
↓変更
干渉前
特異増幅能力者の回収及びその他精神体の回収
↓
干渉後
20,000の命と1人の天秤問題
1, 1ゲームにつき1人までの参加。
2, その他のゲーム同士干渉は出来ない。干渉できるのはそのゲームに参加している当人のみ。
3, 20,000の命と干渉者は天秤に乗っている。
4, この空間から逃れる為には
(隠匿事項)
•他の2つのゲームとこのゲームは合わせて1つのゲームとして扱うものとする。
•石板は捧げた分だけその天秤とは、反対側の天秤に最終的に
•石板に籠められている概念によって
•もし、盤上の
•もし干渉者側が
•もし、その干渉者が
※その
※また、その
ーーーー終わりーーーー
「あとこれ。」と1通の手紙が渡された。
ーーー『偉大なる混沌神からの手紙』ーーー
「ヤッホー元気してた?今回はね、とーっても可愛くて弱小な存在である羊さんがね、少し面白そうなことをしようとしてたから、ちょーっとだけ力を貸したんだ♪まあ、だからね、そういうことなの。でもそれじゃあ流石に釣り合わないかなぁって思ってその子を進行者にしといてあげたって感じ!感謝してよね☆ミまあ、彼女ともすぐに会えるんだけどね☆あっ、そうだ!他の2人の方はね、とーってもめんどくさいのと、とぉーーーーーっても時間がかかる
後に残された2人もどうなっちゃうんだろうな、1人が欠けると...ね。キャハハ
じゃあ、せいぜい20,000の命を救っておきなよ。
囚われのお
「チッ、そういうことかよ。」
「そういうこと。だから私がこの席にいるんだもん。今回ばかりは流石に無理。負け方を最悪にしないぐらいかな。」
「だよなぁ、こんだけガチガチなのは無理。まあ、20,000人の命に釣り合うもんって言ったらこうなるか。にしても、やってんなあいつ。しっかし、いのちは保証されているものとするって明記してるところが最高に終わってる。まあ、こんだけこっちの比重が重いなら、あいつらの事は心配ないけど、この後の方が心配やな。最後にメンテいれたの1週間は前やったしなぁ。で、すぐ会えるっていうことはそういうことだよな。」
「ええ、そういうことになるわね。」
「で、そっちは大丈夫なのか...あれから。」
「まあ、早々に降参したからこの程度の損傷で済んでるね。そっちこそ大丈夫だったの?多分私が居なくなった分アレにキャパ割かないといけないから基礎スペックが大分落ちてるはずなんだけど。」
「...そこはまあ、しょうがない。俺がいけなかった、あれは。」
「でも、あいつがこの為に仕組んだぽかったんだよね。本当に許せない。あいつだけは。でも、これは役割分担じゃん。私は静寂と停滞で。」
「俺が覚悟と忍耐...だろ?わぁってるよ。今更だけどさ、そこまでしゃべっててもいいのか?」
「今更だね。今回は大丈夫だよ。そこまでこみこみの対価だからね。で、後気になることはあるかしら。」
「いや、この後の展開的にああなる未来しか見えないんだが、アレ使う羽目になるよな?」
「十中八九リソースが足りなくなるからそうでしょうね。」
「はあ。まあ、しょうがないな。そこは俺の分野だからな。じゃあ、やるか
「あいよ。とりま、そっち片付けてからこっちってことね?」
「ああ、やるしかねえだろ。結末が分かったところで、此処を疎かにするわけにはいかない。」
ふぅーーっと息を吐いた彼がおもむろに呟き始める。彼の体から透明な粒子が流れ始める。
それじゃあぱぱっと済ませるか。
【【演算開始】】
そうして彼は20,000の命の内、19,998人の関係のない命をささっと
「
「そうだよ。教えられなくてごめん。」
「別にいい、いくら自由に喋れるとしても進行者だもんな。俺が此処まで想定できてなかった。これってそうだよな。最終的にって言う処理が直前で止まってるて事だよな?」
「ええ、その通りよ。まあ、ディレイを発動するタイミングはもう分かってると思うけど。」
「ああ、此処までやったら流石にな。あと、1つ頼みがある。」
「何かしら。」
「きっと合流するんだろ
「確かにその方が安全だけど、あんたの方はどうすんのさ。」
「どうにでもするさ。死にはしないからな。」
「はいはい。分かったわよ。あら、こんなに時間がたってるなんて。そろそろあっちも戻って来るわよ。私達も舞台に戻らなきゃ。じゃあまた後でね兄様。」
「ああ、また後でな姉様。」
と、からかった口調で別れを告げ、在るべき時間に戻っていく。
そして舞台は再開した。
※伏字を追加しました。
※最後の会話に描写を追加。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます