超巨大ワニとの戦い
あぁ、俺は、このゲームアプリから離れられないんだな。
いつまで続くんだ。
俺は、やけくそになっていた。
どうせ、つまらん人生だ。
このゲームアプリを続けてやる。
また、俺は、ゲームの説明を押した。
すると、ヒヨッピーの横の吹き出しで
ー僕、ヒヨッピー。これから、ゲームの説明をするよ。タカシは、5匹の超巨大ワニが出てきて、口を開けたり閉じたりするから、指でなぞってよけて、時間内に、沼の対岸に渡りきってねー
もう、慣れたな。
ゲームスタート、を押した。
超巨大ワニが、沼の中に5匹整列して、口を開けたり、閉じたりしている。
俺は、指をなぞって一番前のワニが、口を開けたタイミングで進んでいくと、そこにまた、線が引かれていって、最後の5匹目のワニの口が開くのを待った。5匹目のワニが口を開けて、そこに指をなぞっていった。
5匹のワニの所を指でなぞったぞ。
あとは、沼の対岸へ…。
失敗です!!ゲームの中へ!!と書かれていた。
俺は、スマホの中へ吸い込まれた。
すると、辺りには、沼地が広がっていた。
それにしても、惜しかったな!!
また、三次元のヒヨッピーが現れた。
「僕、ヒヨッピー。これから、ゲームの中の説明をするよ。タカシは、5匹の超巨大ワニが出てきて、口を開けたり、閉じたりするから、体を使って、時間内に沼の対岸に渡りきってね。渡りきれなければ、引きちぎられて殺されるよ。」
だから、最後の言葉が怖いんだよ。
目の前の沼には、見たこともない超巨大ワニが、5匹整列して、口を閉じていて、口を開けるのを待っているようだった。
よく、ジッとしているな。
ヒヨッピーが、ゲームスタート、と言った。
俺は、沼を渡り、超巨大ワニが口を開けたタイミングで、その開けた口をすり抜けていった。
最後の超巨大ワニが、口を開けた。
また、すり抜けることができた。
ヒヨッピーが、カウントを始めた。「5.4.3.2……」
俺は、対岸にたどり着くと、俺は、スマホの前に座っていた。
スマホの画面を見ると、
成功です!!100万円get!!と、書かれていた。
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