第7話
「それじゃ勝手に失礼」
ガタッ
「ふーん」
「大したことないな」
「こんなものか」
「よく分からないからこれにしよう」
バタン
「さて、君の冷蔵庫から飲み物を拝借した」
「1本しかなかったこれを頂くよ」
「楽しみにしていたかな?」
「でも残念」
「これはもう私の物だ」
プシュッ
「炭酸か……」
「苦手なんだよな……」
「いただきます」
ゴクッゴクッ
「んっ!」
「ゲホッ!ゲホッ!」
「……」
「残していいかな……?」
「いや、すまない」
「パッケージを見て選んだんだが、苦手な味だったんだ」
「はっ」
「これが君へのお仕置きだ!」
「朝起きた時に飲みかけのものが机に置いてあったりするだろう」
「何時のものかもよく分からないし、温くなっていて飲むかどうか迷うだろう」
「そういう嫌がらせだ」
「どうだ」
「今後、君がこんな目に合いたくなければ忘れ物はしないことだな」
「ふふふふっ」
「ふぅ」
「気分が良いな」
「それになんだか、眠くなってきた……」
「今日はここまでにしよう……」
「また明日、だ」
「おやすみ……」
チュッ
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