【本心から感想を言い合いたい】企画から辿って参りました。
「死ぬ夢を見た」に続いて、こちらも拝読させていただきました。
主人公の麗奈の、一見さばけた態度と、それでいてかなたに傾倒してしまいどうしようもない情感が、日常の会話から感じられました。
最後の麗奈のキレの良い決断と物語の終わり方が潔くて良かったです。
ありがとうございました。
【ヒマ充】企画への参加、ありがとうございます!
友情と愛情、板挟み! けどやっぱり、ドロドロにはならなかったんですねww ドロドロもドロドロでいいんですけど、こっちのが感情移入しやすいですし、読む側として、嫌な気持ちになりません!(ドロドロも良いところがたくさんあるのは置いといて)
「本心から感想を言い合いたい」企画より参りました。
以下、感想及び批評です。ネタバレ注意。
辛口含みますので、不愉快なら削除いただいて結構です。
誤字情報:
> 私たちは、会場から出て一緒に帰路につく。あいか「あ」らず真人と
わ。
感想:
総じてテンションが低く、薄味な物語だと感じました。
これも作風ですので、一概に否定するつもりはありません。が、話の起伏が乏しいということは、読者の感情に訴えるものも乏しくなるものです。抑えた表現で秘められた思いを描き出せば或いは…とも思いますが、個人的にはその域にあるとは思えませんでした。
一人称の利点は、主人公の気持ちを過不足なく書い表せられることですが、その点が舌足らずのまま終わっているのが、理由の一つです。この方向であれば、三人称の方が向いていたように思います。
物語は卒業をきっかけに始まりますが、卒業という要素が、まずこのお話に必要なかったのでは、と思います。
まず、卒業となれば、話題は普通、その後の進路になるはずです。
友人、恋人、片想いに関係なく、卒業後の三人はどういう立ち位置になるのか。同じ学校なのか、距離まで離れてしまうのか。こういった話がほぼ出てこない(ラストに真人が離ればなれと言ってますが、物理的に?)のは不自然ですし、読者的にもどういうスタンスで三人が動いているのか、感じにくくなります。
とはいえ短編ですから、要素を詰め込むべきでもない。それもわかります。
私でしたら、卒業を機に始めず、文化祭後にして、卒業要素は省きます。最後の麗奈の選択も、同じ学校でまだ続く三人の世界を前提とした方が重みが出る(卒業で離れるならどのみち?となる)と思いますし、読者の想像の余地が広がるかなと。
タイトルは抜群のセンスだと思います。
ラストに持ってきたのも、演出的によいと思いました。
しかし、上記の理由により、イマイチ最後の言葉が飲み込めなかったのは、読者的にも残念な気持ちになりました。
最後に細かな点を幾つか。
三人の口調が似通っているため、誰の台詞かスムーズに読み取れない箇所が何度もありますた。口調に特徴をつけるか、自称に差をつければ、より読みやすくなると思います。
>「かなたを見る目が、俺と同じだなって思ったから」
自分の目を客観視してるのは、違和感があります。
「かなたを見てる感じが俺と同じ」とかなら、アリだと思います。
感想は以上です。長文失礼。
反論や質問など、もしございましたら、近況ノートにてご連絡ください。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
たくさんのご指摘感謝致します。誤字については先程修正させていただきました、ありがとうございます。
全体的な起伏の少なさと、心情描写の少なさを感じさせてしまったのは、完全に私の力不足です。次書く際は文章に緩急をつけることと丁寧な描写を心がけようと思います。
「卒業」に関しては、「別れ」が必要であると思ったためこのようになりました。麗奈がかなたの元を去る必要があることによって、「恋と呼ぶ暇もな」いということが示せると思っておりました。ただご指摘の通り「卒業」ということを活かしきれていないところはあるように思います。
他の部分につきましても、たくさんのご指摘ありがとうございました。大変嬉しかったです。