#9
before
「……やあやあ、ボクひとりでは満足出来ないガンマ君じゃないか。なんの用だい?何かあるならボクじゃなく他の女の子に言ったらいいんじゃないだろうか?わざわざボクである必要なんて、これっぽっちも、微塵にも、ありはしないんじゃないかい?どうせボクなんて大勢の中のひとりでしかないのだろ……へ?パーティーを抜けて来た?へ、へぇ……そ、そうなんだぁ……な、なんでまた、そんな事をしたんだい?いいいいいいや!べべべべつにキミがどうしようともボクにはまったく関係の無い話ではあるし!キミが何を思ってその様な行動をとったのかなんてことにボクは微塵も興味は無いんだが!ふ、ふーん……パーティーを立ち上げるのかい……へ、へぇ……そうなんだぁ……そうなのかぁ……で?それで?それをボクに言ってキミはどうするつもりなんだい?もしかしてパーティーを立ち上げるのはいいがメンバーが足りずに困っているとか、そんな所かい?そそそ、それならキミが、もしどうしてもって言うのなら……ま、まぁ!ボクも暇ではないし!忙しい身ではあるのだけれども!たまたま!ホント偶然にも!ボクはどこのパーティーにも所属していなかったりするし!正直、ボクほど有能で有用で優秀で完璧と言っていい存在は引く手数多なのだけれども!ボクとキミとの仲でもあるし!ボクも……その……やぶさかではないかなぁ……ほら……ね?わかるだろ?…………はひっ!?ボクと……キミとの……2人だけの、パーティー……?…………はい…………入ります…………」
after
「ごめんねっ……ごめんねっ……ボクが我儘言ったからだよね?わざわざパーティーを抜けてくるだなんて思わなかったよ……ホントに良かったのかい?いやボクとしては嬉しいんだけど、キミには迷惑ばかりかけているからね。うん。ボク、キミの為に頑張るよ!なんだかんだ言ってキミはボクのこと大好きだよね?まったく困ったなぁ……えへへ……ボクもキミのこと大好きだよ!だからね。ずっと一緒だよ。2人でずっと。これからもよろしくね!」
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