その3

 文章なので何でも書き放題ではないのに加え、サイトによってはグロも許容されない場所もある…と前回に言及しました。


 それに加えて版権二次創作も投稿できる箇所が限られる、とも言及しております。VTuberの文字バージョンを目指しているのに、ゲーム配信は出来ないのか、と。


 確かにVTuberの中にはゲーム配信を行う人、それこそゲーム実況者ばりに実況を行う事を得意とするような人もいるでしょう。


 版権二次創作が不可能である以上、ゲーム配信を文字化するのは難しいです。公式案件でもない限りは、架空ゲームにせざるを得ません。


 この辺りは書籍化=収益化と考えれば非常に速いと思われます。つまり、そういう事です。


 一方で、書籍化=収益化とは限りません。一部サイトにはスパチャのようなシステムや広告からある程度のアフィリエイトが得られるような場所もあるので、この辺りを調べてから小説サイトのアカウントを取るのも手です。


 ただし、注意もあります。せっかく文章VTuberデビューしても、書籍化で元のWEB作品をダイジェスト化せざるを得なくなるケースも出るでしょう。


 ある意味でも書籍化でメジャーデビューした文章VTuberと言えるかもしれませんが、活動範囲は限られてしまうかもしれません。

(書籍化する際は、そのあたりを確認してからにしましょう)


 VTuberの配信には、雑談のようなもの、ゲストを招いてのトーク、企画ものとあります。しかし、ゲストを招いてのトークも、実は文章VTuberだと難しいと言えるでしょう。


 何故かというと、「こういう企画を考えているが、どうだろう」のようにゲストとなる相手との打ち合わせが必須となるからです。いわゆるトークとは言いつつもドラマなどのように台本がある上でのトークになる事でしょう。


 その為、文章VTuberの場合は基本的にソロ活動になります。中には双子とか三人トリオみたいな文章VTuberも可能と言えます。ビジュアル面は文章で説明という部分を最大限に利用して、アバターなどでは時間がかかりそうな複数人グループも……不可能ではないと言えるでしょう。


 しかし、小説でも複数人が出ているような場面をうまく表現できない人が、戦隊ヒーロー等でよくあるような五人組VTuberをうまく書ききれるでしょうか?


 この辺りは最初に一人だけで上手く役割を演じられるかどうか、それを見極めてからにしましょう。



 皆さんも、可能であればレッツVTuber、なのですよ。

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