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2022年12月25日 18:15
歯がゆいというか、心苦しい感じが残る厚みのある作品でした。「タイトルと内容合致していません」とのことですが、小夜子さんが樹だと思っているものが彼女以外の皆から見れば樹影であり、小夜子さんが抱えて維持する彼女の世界そのものがガラスのようであると感じます。蘭の知識や人間性が物語の枠組みをどうにか支えてくれているというか。登場人物の所作の描写と言動、彼らが見えているそれぞれの視界が妙にリアル(あまり使いたくない言葉かも?)で、役者ではなくそこにいる人物である質感がありました。故に描かれていない人数分の背景を想像でき、文字数以上に厚みを感じたのだと思います。 ピアノを絡めた小夜子さんの視点で描く一幕は確かに魅力があって、それが小夜子さんの強味(これもあまり使いたくない言葉かも? 持ち味……?)であるのに、私も「もっと高く評価されてもいいのにな」(でもそうはいかないんだろうな)と、どこかあっさりした無責任な気持ちを持ってしまっていました。ガラス一枚隔てて遠くから小夜子さんを眺めるかのように。 大変遅くなり申し訳ありません。この度は自主企画にご参加いただきありがとうございました。
作者からの返信
読んでくださいましてありがとうございます。なんだか自信がなかったので、お褒めくださいましてありがとうございました。これからも書いていきますので、又なにかありましたら読みにいらしてください。
歯がゆいというか、心苦しい感じが残る厚みのある作品でした。「タイトルと内容合致していません」とのことですが、小夜子さんが樹だと思っているものが彼女以外の皆から見れば樹影であり、小夜子さんが抱えて維持する彼女の世界そのものがガラスのようであると感じます。蘭の知識や人間性が物語の枠組みをどうにか支えてくれているというか。登場人物の所作の描写と言動、彼らが見えているそれぞれの視界が妙にリアル(あまり使いたくない言葉かも?)で、役者ではなくそこにいる人物である質感がありました。故に描かれていない人数分の背景を想像でき、文字数以上に厚みを感じたのだと思います。
ピアノを絡めた小夜子さんの視点で描く一幕は確かに魅力があって、それが小夜子さんの強味(これもあまり使いたくない言葉かも? 持ち味……?)であるのに、私も「もっと高く評価されてもいいのにな」(でもそうはいかないんだろうな)と、どこかあっさりした無責任な気持ちを持ってしまっていました。ガラス一枚隔てて遠くから小夜子さんを眺めるかのように。
大変遅くなり申し訳ありません。この度は自主企画にご参加いただきありがとうございました。
作者からの返信
読んでくださいましてありがとうございます。なんだか自信がなかったので、お褒めくださいましてありがとうございました。
これからも書いていきますので、又なにかありましたら読みにいらしてください。