第6話 ダンジョン

 今日は絶対に遅刻はしないと決めたので30分前に宿を出た。


 集合場所に行くとまだ誰もいなかった。しばらく待っていると4人が一緒にやってきた。どうやら同じ宿に泊まっているらしい。


「よし、みんないるな。それじゃあ早速『青の深海』に行くとしよう」


『青の深海』というのはダンジョンの名前だ。この世界のダンジョンは名前に必ず色が入る。ダンジョンの名前はダンジョンの入り口付近の壁に書いてある。誰が書いたのかは分からない。


『青の深海』は水属性の魔物が出るらしい。ダンジョンのランクはCだ。


 30分程歩くとダンジョンに着いた。


「これがダンジョンかぁ…」


 僕はその大きさに驚いた。


「みんな準備はいいな?」

「もちろんです」

「オーケーだよー!」

「大丈夫」

「問題無いです」


 そして僕たちはダンジョンに踏み込んだ。

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