第十四話 ウィリップ➀

 僕の名前はウィリップ、性はない、この世界では、一般的に性は無く名前だけで過ごしている人が殆どなんだ、


 しかも、僕は獣人、、、


 人間の地位が高い、このヴォルへニア王国では、獣人は差別の対象だ、


 僕が生まれた、ヒガネ村でも、僕たち家族はあまりいい待遇を受けられなかった、




 薄汚い一族、、、


 獣の子、、、


 汚れた血、、、




 ウィリップは獣人という自分の種族が大嫌いだった、、、


 そんなウィリップだが、家族がいる、


 母のサナ


 妹のテナテ


 父親は、冒険者としての仕事の最中に死亡してしまった、



 そのため収入は激減、日々なんとかなんとか食い物を繋いで生きているが、今日は母が数日前から体調不良なため、僕が食糧を集めに来ていた、


 だが6歳の体には、それは重労働だった、


 なかなか狩りが成功せず、村からこの谷までは距離がある、何故ここを選んだかというと、他の場所では人族がいるため、どんな事をさせるかわからない、そんな事を考えてここで狩りを続けていたが、



 体調が段々悪くなり、意識が朦朧としたところで、そこから意識が飛んでしまった、




 目覚めたのは、冬季達が、オオサンショウウオを倒して1時間程経ったくらいであった、



「んん……、、ここは。!?」



 ウィリップは見慣れた天井では無く、青い青空が自分の視界に入って来たことで、すごく驚いていた、


「なんで、、、こんな所に!?…うぅ」


 ウィリップは自分が、何故このような所にいるのかわからなかったが、自分がここで狩りをして、そこから記憶がないことから、自分は意識を失ったのかな、と推測した、


「早く、帰らないと、、


 え?」



 だが驚いたのはそれだけではない、目の前には、木の実や果実、魚、中には一流の狩人しか狩れないような逃げ足を持つ、アカイロミョウミョウなどの魚がいた、、、



「すごい…誰がこんな、、、」



 僕は、この出来事に困惑していると、その視点はその奥の物に奪われた、




 真っ黒な美しい毛並み



 赤き、狩猟者の目



 気高き帝王の覇気



 まだ小さいが、恐ろしい力がある事が間違いない存在が目の前にいた、









 レベルが上がりました



 そんな機会的音声が流れる


「うお!レベルが上がったらしいぞ!今回は俺にも変化あるかなぁ、」


期待を込めたように冬季が言う


「これで成長でもしなかったら物置決定ね貴族に売りましょう」



「なんて冷たい一言なんだ!容赦ない…」





 名前 名無し (高橋冬季)

 lv 0

 年齢 不明

 種族 意識のある魔剣

 ランク E

 長さ 1m 43cm

 重さ 15kg




 スキル


【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、範囲、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

 グループ会話、個別会話選択可能、範囲、半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※



【質量操作】lv 1 自分の重さを自在に操れる。なお鋭さは変わらない、




 名前 名無し (江原咲)

 lv 2→10

 年齢 0歳

 種族 影から見る黒猫 

 ランク E

 大きさ 34c m→36cm

 体重 8kg→15kg

 力 6→20

 素早さ 20→31

 防御 6→10

 知能 6→17

 精神 10→20

 体力 12→20


 スキル

【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、範囲、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

 グループ会話、個別会話選択可能、範囲、半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※



【観察】lv 2→3指定した物体の特徴を観れる。


【見切り】lv1→3相手の攻撃を見た瞬間ある程度の予測を立てられる



【動体視力】lv1→4相手の動きを見てどのような動きをするか、ある程度予想が立てられる


【嗅覚】lv 2→3鼻が発達している。


【聴力】lv 2→3耳が発達している。


【視覚】lv 1→3目が発達している


【闇慣れ】長時間目を閉じると、その秒数に応じて夜目がきくようになる、なお効果は眩しいと思える光を見ると切れる、


【影踏み】lv 1 踏んだ影の主の動きを止める、踏んでいる間しか継続しない、どの足でも制限はない、一回に止められる影の主は一つであり、同時に踏んでいる場合、一番最初に踏んだ影が対象になる、


【黒色】lv 1→2影に混じると見つけづらくなる、

 なお惑わせるのは視覚効果だけである、




 名前 名無し (小鳥遊翔夜)

 lv 0→4

 年齢 0歳

 種族 惑わしの鳥 

 ランク E

 大きさ 25cm

 体重 22kg

 力 5→10

 素早さ 19→31

 防御 3→5

 知能 1370→1380

 精神 13→21

 体力 19→41


 スキル


【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

 グループ会話、個別会話選択可能、範囲半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※


【飛ぶ】lv 2→5 羽を使って空に飛ぶことができる、飛行時間、距離は体力によって変わり、飛行スピードは素早さによって変わる、


【鳥の目】lv1 →2、360度の視覚、180度の視覚、90度の視覚を自由に選べる、


【つつく】lv 1→2 自慢の嘴で対象をつつく、


【偽りの声】lv 1→2 1時間以内に聞いた声を、真似て鳴くことができる、


【水色】水色に交わることで、見つけられにくくなる、なお騙せるのは視覚効果だけである。






「俺は、また変化なしか、、、」


 その声色から、悔しさ、怒り、を感じ取ることを二人にはできなかった



 各個人が自分のステータスの変化を見ていると、


「んん……、、ここは。!?」


 獣人の少年が起き出した、





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