第十話 レベルと成長

レベルが上がりました。


突如三人の頭に、機械的音声が流れてくる、

それは三人のレベルアップを表す音声だった。

冬季達を襲ったモンスターを倒したことで経験値が貯まったのだろう、三人は息切れをしながらも、自分達が成し遂げたことに心の中で喜ぶ、


名前 名無し (高橋冬季)

lv 0

年齢 不明

種族 意識のある魔剣

ランク E

長さ 1m 43cm

重さ 15kg




スキル


【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、範囲、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

グループ会話、個別会話選択可能、範囲、半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※



【質量操作】lv 1 自分の重さを自在に操れる。なお鋭さは変わらない、




名前 名無し (江原咲)

lv 0→2

年齢 0歳

種族 影から見る黒猫 

ランク E

大きさ 34c m

体重 8kg

力 2→6

素早さ 11→20

防御 3→7

知能 3→10

精神 4→10

体力 12→20


スキル

【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、範囲、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

グループ会話、個別会話選択可能、範囲、半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※



【観察】lv 1→2指定した物体の特徴を観れる。


スキル【見切り】を獲得しました

相手の攻撃を見た瞬間ある程度の予測を立てることができる。


【視力】+【観察】条件達成

スキル【動体視力】lv1を獲得しました

相手の動きを見てどのような動きをするか、ある程度予想が立てられる


【嗅覚】lv 1→2鼻が発達している。


【聴力】lv 1→2耳が発達している。


【視覚】lv 1目が発達している


【闇慣れ】長時間目を閉じると、その秒数に応じて夜目がきくようになる、なお効果は眩しいと思える光を見ると切れる、


【影踏み】lv 1 踏んだ影の主の動きを止める、踏んでいる間しか継続しない、どの足でも制限はない、一回に止められる影の主は一つであり、同時に踏んでいる場合、一番最初に踏んだ影が対象になる、


【黒色】lv 1影に混じると見つけづらくなる、

なお惑わせるのは視覚効果だけである、




名前 名無し (小鳥遊翔夜)

lv 0

年齢 0歳

種族 惑わしの鳥 

ランク E

大きさ 25cm

体重 22kg

力 5

素早さ 7→19

防御 3

知能 1349→1370

精神 13

体力 5→19


スキル


【絆】lv 1 特定の人物と場所を共有できる、半径5km、またこの範囲なら、スキル【念話】を使用できる。


【念話】lv 1 特定の人物と心の中で会話できる

グループ会話、個別会話選択可能、範囲半径255m ※絆の効果により半径5kmに変更、※


【飛ぶ】lv 1 →2 羽を使って空に飛ぶことができる、飛行時間、距離は体力によって変わり、飛行スピードは素早さによって変わる、


【鳥の目】lv1 360度の視覚、180度の視覚、90度の視覚を自由に選べる、


【つつく】lv 1 自慢の嘴で対象をつつく、


【偽りの声】lv 1 1時間以内に聞いた声を、真似て鳴くことができる、


【水色】水色に交わることで、見つけられにくくなる、なお騙せるのは視覚効果だけである。






「特に俺は変化ないなぁ」


冬季は剣なので、倒したと言ってもこれと言った変化はなかった、


「僕も【飛ぶ】のレベルが上がったぐらいだ。後能力値も少し上がっているな」


翔夜は、咲をキャッチしたりと飛行するシーンが多かったため【飛ぶ】のスキルレベルが上がった。


「私はレベルも上がって新しいスキルも貰えたわ、スキルレベルも上がってるわね」


咲は一番頑張ったと言っても過言ではないだろう、レベル、スキルレベル共に上がっていた。そんな咲だが、結構ピンチだったらしい。


「私マジで死んだかと思ったわ、上から虎が降ってきた時なんてもう、翔夜が取ってくれないかったら体バラバラだったでしょうね」


「本当に危なかったよ、後数秒遅れてたら、咲が死んでいたね。この世界の恐ろしさを垣間見たかな。」


翔夜は笑いながらそう告げる。咲に関しては、まだ震えているくらいだ。日本では自分の命が危険に晒されて、死に直面することがなかったから、あのモンスターに襲われて、死と言うものを感じてしまったのだろう、その恐怖が未だ続いているのだ。


「でもよくあの状況で俺をドンピシャ、あのモンスターに落とせたな、尊敬するぜ」


冬季は、あの緊張した状況下の一瞬で、自分を虎に丁度よく、落としたことに賞賛している。


「まぁあの崖から飛び降りてくれれば大体落下地点は予測できるでしょう、そこに君を落とせばいいだけよ、実に簡単なことじゃないか。」


淡々と翔夜はそう告げる。そんな翔夜に冬季は恐ろしいなと言う気持ちを向ける。


「君が今僕を恐ろしいなって思ってる感情っぽいのは【念話】で伝わってくるよ、すごいなこのスキルは、気持ちまで伝わってくるのか、恐怖の目線も向けられた気分だよ。」


【念話】のスキルによって、自分が怖がれられていると知った翔夜は少し悲しがった、


「そりゃなぁ、あんな一瞬でピンポイントに落とすとかマジかよって思ったわ、あっ!虎の体の中ほかほかしてたぜ、」


「いらない情報ね」


咲が冬季の言葉を一蹴する。


「でも川が見つかったことはいいことじゃないか、水分、食料共に困らないね、問題はどうやって上に登るかだけど、今は考えずに行こう、」


そう、川があることは、食料、水分に困らないから、ここまでは利点だと言える、だがこの場所は谷であるため、上に登るにはどうしたらいいかわからない、、下流の方もずっと谷になっており、いくら人外であっても、飛べる翔夜以外はきつそうだ、


「持ち上げて飛ぶとか…ダメなのか?」


そう冬季が提案するも、谷の壁の高さが結構あった、よく飛び降りようと咲は思ったぐらいだ、翔夜はまだ僕の能力では無理だなとその提案を一蹴、一先ずは食料、水分が確保できたことを喜ぼうと告げる、


「時間的にはまだ昼ぐらいか?さっき襲われたせいで忘れてたがお腹が空くな」


「そうだわぁ、私たち食料を探してたんだったわぁ」


襲われたことですっかり忘れていた当初の目的、食料について思い出した一同は、川に魚がいるのではと思い川を覗く、


「やった!獲れたわ撮れたわ!魚よ!」


「ナイス咲!俺は食えないけどな…涙、あの時の空腹が恋しいぜ…」


咲は魚が獲れたことではしゃぎ回っている、

冬子はなんか現実逃避してるな、、、、、

翔夜も何匹か捕まえ、生で食うのはどうかと思ったが、焼く手段がないので渋々、生で食べた





以外と美味しかったのが驚きだな、




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