第七話 いざ!冒険
「29pv!?…読者様…尊い…」
今日もこうして小説を描くぺてFであった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食料を求め、転生した場所であった墓場を出る決心をした僕らは、今、森へ来ていた、辺りはとことどころ日差しが差し込み、空気が美味しい、とても心が落ち着くような場所だ、
「う〜、、ぶら下がってるって、なんか変な感じだ、」
「我慢してくれ、これしか君を移動させる方法がないんだよ」
剣であった冬季を動かす方法を考えた所【質量変化】で重さを軽くし、鳥である僕が柄の尻を持てばいいという案が出た、しかし一人では結構大変なので、時々江原の背中に乗っけている、その時は結構冬季が落ちて、騒ぎになるんだが、、、
「あれだな、結構心配してたけど、モンスターとかあんまいないみたいだな」
たしかに、言われてみればそうだ、もう墓場を出て30分ほど経ってるが、未だにモンスターに遭遇していない、ちょっと残念って気持ちはあるんだが、遭遇しないことに越したことはないだろう、
「はぁ、こうなってくると俺は退屈だぜぇ」
「なんかこいつ人に運んでもらってる身のくせに、ムカつくわね」
冬季が暇だと主張する、こっちは根っこなどでぼこぼこしてる道を進んでるんだ、これ結構疲れるんだぞ、全く、僕たちの気持ちにもなって欲しいね、
「にしても、本当に落ち着く光景だな」
全く、周りには危険がいっぱいだというのに、日本ではあまり見られなかった緑に僕は心が癒されていた、
「この暖かい日差しが、また一段といいな」
「なーにイケメン台詞吐いてるのよ、もっと周りを警戒してちょうだい」
そんな僕に、江原が言ってきた、確かにぼーっとしてる暇はないな、いち早く食料と安全確保ができる場所を探さないといけないからな、
「にしても、ないな食料」
「そうね、どこ行っても緑ね」
僕らは、少し落胆した声色で言う
「俺は剣だから腹すかねえけど、お前らは空くのか」
冬季はどうやらお腹が空かないらしい、確かにこいつ剣だしな、なんてこの世は不平等なんだ、
「ふぅ、にしても本当にお腹が空いたわ」
江原がそういうと、それに応えるかのように、江原のお腹がグゥゥウゥゥとなる、
「はぁ、確かにいい加減何かが食べたいものだ、」
僕がため息をつく、異世界に来てからまだ何も食べてない、流石にもうきついかもしれない、
「暇」
そんな僕らの苦労を踏み躙るかのように放った冬季の言葉は………もう聞こえないだろう、
「ねぇ、翔太あれ大丈夫なの?」
「すまんすまん、まさか木に引っかかるなんて思ってなかったんだ…ブフ」
怒りに任せてぶん投げた冬季は、木に引っ掛かっている、そこで「よくもー!!!!!!」「早く降ろせーええええ!」など叫んでいる、どうしよう、このままでいい気がしてきてしまった、僕はそのまま冬季を置いて素通りしようとする…
「え!?ちょっと待って!???ガチで謝るから!!!!!!俺動けないから!暇とか言ってごめんって!ちょっ!江原お前見てないではよ降ろせよ「…………?」何不思議そうな顔してんだ馬鹿野郎!早く降ろせって」
冬季がああも叫ぶから、しょうがなく冬季の引っかかってる木に視線を向けた、すると、冬季が引っかかれる所に上手く葉に隠れて、緑色の木の実があることに気がついた!
「!???」
僕はすぐさま空へ飛ぶ、そして木の実があった場所にむかって行く、途中冬季が「え?素通り」って言っていた気がするが気にしない。
そして葉を嘴でかき分け、そこに、いちごと同じサイズぐらいの丸い緑色の木の実を見つけた、
「っ!??江原ぁ!!!!!!見つけたぞ木の実だ!!!!!!」
僕は思わず江原に呼びかける!すると江原もついにっといった表情でぴょんぴょん跳ねながら、
「え?嘘見つかった!?やったわ!これでようやく朝ごはんが食べられるわ!!!!!!」
「おぉ!ようやく見つかったのか!こんな近くに引っ掛かってやたのに全然気づかなかったぜ」
冬季が笑いながらいう、いや気づけよそこはっと翔夜は心の中で思ったのだった、
「あぁ!っとまずは毒味だがどうしたらいいだろう?」
そこでしっかり翔夜は思い出す、毒……皆が思ってるほど危険なのだ、翔夜は嘴で茎の部分を掴み、木の実を取ろうとした、
「おっと、重いな…」
嘴で掴んでいるため重心が前に行きバランスを崩してしまう所だった、翔夜はそっと地面に近づいてゆく、
「おし……見た目はアレだけど、中身はどうかな?」
緑は熟成してないイメージがあるため、あまりいいイメージが湧かなかった、
「まず毒か…どうやってチェックしよっかな」
「【観察】見てみたけど、この果実は甘そうだっと出てきたわよ」
「本当か?それは毒がないことの証明になるか……?」
「わからない、でも甘い可能性は高そうね」
江原は目をキラキラさせ、よだれを垂らした犬のような表情でそう言う
「ものは試しようっていうでしょ!真っ二つにしてみましょう!」
「そうだな!」
そう言って翔夜は冬季を持ってきていい感じに木の実を二つに割る、すると中身は白くりんごのような色だった、
「じゅるり……ジュルリ…ジュルリ」
江原は獣の様な目で木の実を見つめている、
「毒なんて!毒味してればいいのよおおおお!」
と言って木の実を舐め始めた
「おいちょっt!」
時すでに遅し、江原はその猫舌で、木の実をぺろぺろ舐めていたのだ、
「おおおおお甘ああああい、何よ全然毒なんてないわよ!」
「くっ君はなんて不用心なんだ…」
呆れた様に翔夜が言う、
「まぁ毒はないっぽいしいいんじゃないか?」
「はぁ、結果論だな」
「ペロペリペろ、、、うまいわぁこんな木の実が美味しいって感じるわぁ、、、」
江原は歓喜で涙が出そうな雰囲気を醸し出している、天からのスポットライトでも浴びて演出してる様な感じだ、
「はぁ…どうやら毒はないらしいし、僕も食べよっかな」
翔夜も木の実を食べようとした、、その時
「え…?新しいスキルがゲットできたんだけど!?」
「「は…?」」
江原の発言に素っ頓狂な声を上げる二人
「「ええええええええええええええ!???」」
咆哮もついでに上げたらしい、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます