第二話 夢
戦乱の音がする、、、
人々の悲鳴、、、
金属がぶつかり合う音、、、
生臭った香り、
僕はその中で大きい剣を振るって前に突き進む、素晴らしい剣筋だ。僕もこんな剣士になりたかった、、、
敵をどんどん薙ぎ倒し、大将らしき首を取り、上にその首を掲げる、
辺り一体から喝采が起こる、僕はその中心にいる、、
こんな英雄になれたら、、
そこで夢は覚めた、
不思議な夢だったな、
ベットから身を起こし、周りを見渡す
「朝ご飯は、スープとパンか」
床に皿が二つ置いてあった、
虚しく一人で食べる、、
来週からは学園だ、
カリアは来週から中等部に通う、学校で一人でも友達が欲しいなと思いながら、そのために勉強を進める、
そんな時夢の事を思い出す
「大剣…少し使ってみるか、、、」
夢で見た大剣使いの視点、綺麗で素晴らしい物だった、カリアは12歳だが、身長は155と結構年代にしては高い、しかも大剣と言ってもサイズがこの家には揃っている、
自分よりちょっと大きいものを手に取った
案の定、重かった、
しかし、何かしっくりきた、
「なんだろう、、長年使ってきた感じがする、、一回も使ったことないのに、、、」
だが扱いはヘッタクソだった、振るたびに転んで頭をぶつけ、重心がずれて体が汚れて、
「ハッハハッハッハハッハ」
思わず笑ってしまった、面白かった、大剣を振るのが楽しかったからだ、
「相変わらず、才能ないな俺w」
自分で言ってて悲しくなる言葉だが事実なのでしょうがないととも思いながら、学園生活の準備を始めた。
「学園生活、どうせまた虐げられるさ、行きたくないな、、」
カリアの評価は、貴族会全域に伝わっている、他の貴族からしたら、罵倒のいい的であろう、
そんなことを言いながら、学園生活の始まりは迫ってくる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます