第3話 りんごとハチ

りんごの実を食べると美味しいのは、蜜があり、甘いと感じるから。


『ミツ』を解読すると、

言霊ミは三、身、実の意味があり、

言霊ツは集う、凝縮するエネルギーが思い浮かびます。


つまりは、エネルギーが集まった状態を美味しいと感じ、心地よいと感じるという事です。


そのミツを運ぶのはハチ。


3と鏡に映った3を合わせると8になり、

∞にもなります。


メビウスの輪も、無限♾であり、表と裏が対となってひっくり返って、元に戻ります。


そしてその循環は永遠に続き、3と鏡に映った、ひっくり返った3との真ん中に自分の視点、意識が存在するのです。


無限の始まりは自分である。

そして始まりの自分と終わりの自分に戻ってくるまでに表と裏の両方を通ってくるのです。


その真ん中の自分を運ぶのがハチ、無限ループがハチ。

表と裏の間に居るのが自分。


ハチがミツを運ぶ様子は、転生し、一瞬を生きる龍を現していると思います。


表と裏は、有ると無い、これは、0と1の関係と相似します。


有るから失うのか、無いから得るのか、

失う事を恐れるのも、得た事を喜ぶのも、結局は同じ事だという事になります。


0から1へ動けば火が生まれ、熱が生まれます。

1から0へ動けば、火が消え、熱が消える事になります。


一緒の事ですが、火が消えるより、火が生まれる事のほうが良いと、感覚では感じます。


このように、世の中を最もシンプルに言い表せば、エネルギーの形なのです。


そして、そのエネルギーの形こそ、龍の実体であり、それを味わい、感じて、循環し、壊して、生むのが人間という事になります。





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