第2話 産声と転生

わたしたちは、欲望を中心とした成長の時代から、創造の時代へと転生した、産声を上げた、と言えます。


マトリックス社会からの卒業が囁かれるのも、きっと時代としての産声が聞こえてきたからでしょう。


物質社会、目に見える社会では、『有る』という有限を敢えて創りました。


それは成長の為、真逆を知り、そして『選ぶ』ためであります。

アイウエオからアイエオウの時代への転換となります。


言霊のプログラムは、欲望ウを中心とした、金木音図から、太祝詞(ふとのりと)音図へ書き換わる事になります。


欲望の言霊ウが底津瀬に落ち、選ぶの言霊エが中津瀬に浮上し、

意識は選ぶ事を主に意識するようになります。


今までの経験を活かして、自分自身で選んでいく、創造するという事が、選ぶのエ、言霊エになります。


アイエオウ、5つの次元と8つの変化は、五行の循環と八卦創造の火花と相似します。

八卦の火花と剣を駆使して、ヒ〜ヤまで数を数える、変化の様は、時間と空間を創り、世界を新しく創る様子を見る事ができます。


5、6、7コロナでは、8で転生する前の物質と精神の調和56と、7で自分自身を知る核ができる様子も感じる事ができます。

これが自分軸の確立です。


ア次元の感情から事象を読み解きますと、

誰かを羨ましく思うのなら、

『誰かがやっている事が、本当にやりたい事』である可能性が高く、


怒りを覚えるのなら、それは、

『自分自身がやりたい事なのに、できない焦り』であると見る事ができます。


例えば、こんな事はごさいませんか。


割り込みなどをするふてぶてしさが嫌い。

マナーを守らない人が許せない。

そんな感情はございませんか。


しかし、不思議な事に、気にならない人は全く気にならないのです。


この事こそ、現象世界とは、

自分の内面を映し出す鏡の事

であり、自分を知るために龍が創った鏡の世界たる所以なのです。


割り込みをする人、ルールを守らない人が嫌いというのは、

『割り込みをする、ルールを守らない』という事ができない自分にイライラしている。

つまりは羨ましくもあり、

そのくらいの度胸が欲しい、または、ルールだらけの社会に、

もっと寛容になって欲しい気持ちもあったりします。


つまりは、右から見て、左から見て、別の視点から見て、本当の自分を知る。


右から見て丸でも、左から見たら四角。


右と左の対までなら、2次元の視点、アイの視点、アイウの3次元視点で見れば、

『円柱』

であるという立体的な答えも導き出す事ができます。


陰と陽、光と影、対になるものの差から、

『自分とは何か』を感じとる。


自分を感じ、自分を知り、

『自分とは何か』の選択肢を増やして、


そして『選ぶ』


その自分の姿を知るための鏡の世界が、


なんでもできる、万能の片割れである、龍が映し出す、


現象世界の事なのです。


鏡の世界に統一性を持たせたのも、成長のため、本当の自分を知るため、すべては真逆の不完全な片割れのため。

不完全であると言う事は、可能性が∞にあり、

完全という事は、可能性がゼロであると言う事。


完全である龍と不完全である人間が織りなす世界。


それは、美しい真逆の対となる、内面を映し出す現象世界であるカタ世界と、

現象を見て内面を創る、無限の精神世界である、カム世界と呼ばれる世界のコントラストを味わいながら、選んでいく世界となっていくのです。

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