第4話 循環という龍の回転エネルギー
3という数字にも、エネルギーの大きな流れ、流(りゅう)を感じます。
0から1へ流れるエネルギー、その流れに対して、押し返すエネルギーが2には生まれます。
一方に押せば、正反して、押し返すエネルギーが生まれます。
『失敗したからこそ学び、次は成功しよう』
『悲しいからこそ、小さな事にも喜びを感じる』
『ダメな自分だからこそ成功の大切さも失敗の大切さも知っている』
などです。
さらに3に進むと、正反の視点とは違った、新しいものが生まれます。
押し返すのでは無く、
『軌道をずらしてみよう、力を逃してみよう』
『自分と相手との間にある差』を解消しようとする力とも言えます。
『拮抗する正反の力を別に逃し、物事を解決する力』となる事もあります。
例えば、一方がAを良いと思えば、他方ではBが悪いと感じます。これを押し通せば、争いとなりますが、
『両方認めてしまう』という視点であれば、
争いを回避する事ができるかもしれません。
または、ABを踏まえてCという別の視点でみれば、争いを回避できるかもしれません。
さらに4に進み、正反から逸れた力に対してさらに正反の力のバランスが加わると、
4視点でバランスが取れるようになります。
3で出てきた、
『両方認めてしまう』考えと正反するなら、
『両方認めない』などという視点も入れるという事です。
そのような拮抗した、4視点のバランスをとるために、四相、四季などの変化が生まれます。
ここで始めて、四季が巡るように、循環という回転のエネルギーも生まれるように思います。龍の回転です。
これが時間という概念の誕生です。
動きが生まれ、4はヨ、陽でもあります。
次の5、イ、陰、今、過去も未来も含めて
現実を選んでいくという、5に進み、現実世界の完成となります。
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