【閑話】ママに会おう
「えとこれはどうするかなー」
千鶴はvtuberの体を作ってくれた、この業界でいうママからメッセージを受け取っていた。
『突然すいません、トキさんが人気になってきているので衣装について直接話し合って見たいんですけどどうでしょうか?』
体を作ってもらう前に調べていたのだが、ママは女性の方だ。
もちろんバ美肉のことを話して声も聞いてもらった上で依頼したが、千鶴にとって女性と話すのは配信であった程度で、さらに面と向かって話すのは小学生ぶりである。
「だけどもっとトキがかわいくなるかも知れないし、行くしかねぇな。。。」
『分かりました、次の日曜日で◯◯公園で集合で良いですか』
『はいそれで良いですよ』
千鶴は明後日の日曜日のため、東雲との配信を思い出すのだった。
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「顔写真もらったけど、もう着いてるかな」
待ち合わせするだけでは誰がママなのか分からないと気づいた千鶴は、理由を説明して彼女の写真をもらったのだ。
「あの人かな、あなたが稲部咲さんですか?」
「はい、そうですけどあなたは?」
「えとあの雪乃トキって言えば分かりますかね」
「ええぇぇー!?トキさんって本当に男の方だったんですか?」
「言ったじゃないですかバ美肉って」
「でもあんなかわいい声の子が男だなんて思わなかったんですよーままぁとりあえず私の家に来てもらう予定だったので着いてきてください」
女性の家に行くのかどどうしよう俺そんなこと初めてなんだけどー!?
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祝1000pv突破ありがとうございます。
千鶴の1人称が変わるのはよくあるそうです。
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