第5話
「ふふふ、日に日に貴女も
「わかりません。けど、恥ずかしいとか、怖いという感覚が薄れていってるのは確かです。
これが、おねえさまの言う嫌じゃなくなってきているというのかは分かりませんけど……」
「今はそれでも良いですわ。けど、その視線を感じることとなったらそろそろ手が出てきそうですわね」
「手、ですか? あの、それってどういう……」
「大丈夫。貴女はワタクシに身を委ねているだけで良いのですわ。
まあ、あえて言うとすれば……ワタクシの食事風景、ですわね」
「……………………」
(怖かった。男の人が怖いって、これほど思ったことはなんて……今まで無かった。
おねえさまが側に居るから大丈夫だって思ってた。だから、余計に怖かった)
「震えているわね。相当怖かったのね……。
ごめんなさい、貴女に何が起きるかってちゃんと説明してあげたら良かったと後悔していますわ」
「い、いえ、気にしないでください……。おねえさまも、ずっとわたしと一緒だったから……男の精を摂取したいと思うのは、当たり前……です」
「それでもちゃんと言うべきでしたわ。貴女を囮にして、男によって密室に連れ込まれ……それをワタクシが襲って精を奪うということを」
(そう、わたしは数名の男たちに空き教室に連れ込まれた。
元々そんなことをされた覚えもなかったし、されることはないと思っていた。
けど、わたしの思ってた以上にわたしの体は男を誘うみたいだった……)
「落ち込まないでください、おねえさま。わたしは何もされていなかったし……」
「けど怖かったですわよね? ワタクシにとっては食料でもある男に、押さえつけられ、服を千切られ、体に触れられたでしょう?」
「そ、れは……」
「正直に答えなさい。そして、ワタクシにどうしてほしいのかしら?
ワタクシに命令されて応えるのではなく、貴女の口から聞かせてくださいな」
「……わかった、です。……こわかった、です。
おねえさまに、おねえさまに愛していただいた体に触れられて、制服を引き裂かれて、本当に怖かったですっ。
だから、だからおねえさまの手で、わたしを……愛してください。
わたしの恐怖を、取り除いて……ください!」
「よくできましたわ。だったら、ワタクシが貴女を心から愛してさしあげますわ」
「おねえさま……。ん……っ、ちゅ……♥」
「ふふ、かわいい子。そんなに焦らなくてもワタクシは逃げませんわよ。んっ、っちゅ……、ちゅば、ちゅ」
(ああ、おねえさまの唇が当たって、舌が入ってくる。
おねえさまの味が、口の中に広がってくる……)
「ん――っ、あっん……。んんぅ……♥」
「んっ、れろ。うふふ、どうかしら? 貴女が求めていたワタクシの指ですわよ?」
「ひゃ、ひゃい……。おねえさまの、指、わたしのおなか……撫でてます」
「そうですわね。じゃあ、こっちはどうかしら?」
「ひゃんっ! 気持ち、いい……です。おねえさまに、お胸、もまれるの……うれしい、です。だから、もっと……もっと、わたしに触れてください」
「もう、本当に貴女は可愛いですわね。甘え上手なのは無自覚なのかしら?
でも……そう言われると、ワタクシも我慢できなくなってしまいますわよ♥」
「――っ、――――♥ ――っ、っ♥」
(おねえさまの手が、指が、撫でるように、滑るように、わたしの体に触れる。
そして時折、敏感なところを重点的に触って、その度に口から気持ちいい声が出てしまう。
好き、好き、おねえさま。おねえさま、好き……♥)
「しゅきぃ……♥」
「ふふふ、そう言ってもらえると嬉しいですわね。本当、かわいい子……」
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