第3話
「どうかしら? ここで住むようになってから半月、新しい生活には慣れたかしら?」
「あ、お、おねえさま……。その、まだ慣れませんけど……、この生活、楽しい、です。誰にもバカにされないし、イジメられない……から」
「そう。それは良かったわ。あらぁ? スカートを抑えていては、ちゃんと仕事ができませんわよ?」
「そ……それは、わかって、います。
け、けど……その、パンツが……その……、おねえさまに、見えるようになって……」
(うぅ……、おねえさまが居なかったら、恥ずかしいけど何とか動けてたのに……。
けど、おねえさまの視線がチラチラ下半身に向くと……う、うぅ……)
「あら? ワタクシは貴方の可愛らしい下着を見るのは構いませんのよ?
そ・れ・と・も、命令されてワタクシの前で……短いスカートを捲りあげて、ワタクシが選んであげた下着を晒すほうが良いのかしら?
ふふっ、でも……そうするとワタクシも、もちろん貴女も、我慢なんて出来なくなっちゃいますわね♥」
「~~~~っ!! そ、それは、その!」
(毎晩、わたしはおねえさまとエッチなことをしてしまってる。
けど、それはもう当たり前だって思っているし、その……気持ちいい、って思ってる。
その証拠に、わたしの体はおねえさまに育てられて成長した)
「ふふ♥ 冗談ですわよ。今はまだお昼だし、貴女も美味しい食事を摂るほうが良いですわよね? それとも……ふふふっ」
「そ、その……ふ、普通の食事が、いい……です」
「ええ、正直に言うのが良いですわよ。……でも、お仕置きは必要ですわよね?」
「――っ!! は、はい……っ」
(おしおき、その言葉に反応して体が熱くなるのを感じた。
いったい、何をされるのか……期待してしまっているわたしが居た)
(ごはん、今日も美味しかったな……。
初めておねえさまの使い魔を見たときは驚いたけど、見た目で判断できないってああいうのを言うんだろうな……。
ママも、学校でわたしをブスって言ってる人たちも、美人だった。けど……おねえさまが言うように、心が……汚いんだ)
「――は、はい。なんですか。おねえさま?」
「あら、ベッドでボーっとしていましたのね。今度何か娯楽を用意してあげましょうか?」
「い、いえ! これ以上何かを求めるなんて、わたしには……!」
「ふふ、貴女って本当に顕著ね。それで、何をしにきたのか聞きましたわよね?
ワタクシが来たのは、必死になってスカートを抑えて下着を見せずにいた貴女へのお仕置きをしに来ましたの」
「――っ!! は、はい、わかり……ました」
(いったい、なにをされるんだろう……♥ 体が疼いてしまう。何時ものように裸にされる? それとも、触られるのかな? あ、おねえさま……近づいてくる)
「ふふふ、期待……していますのね? すっかりエッチな子になっちゃいましたわね。
それじゃあ、今夜も味合わせてもらいますわ」
「あ……」
(おねえさまの手が、わたしの腰に回されて……ギュッと引き寄せてる……。
まるで、恋人みたいにされてる……)
「ベッドに、行くんですか……?」
「いいえ、今日は趣向を凝らしてお風呂に行くことにしますわ」
「おふろ……」
「イヤかしら?」
「いいえ……。その、楽しみ……です」
「ふふっ♥ かわいい子ね」
「どうかしら、温かい?」
「はい、あったかいで――ひゃんっ、お、おねえさま……!」
「うふふ、いい声ね。けど、ジッとしていなさい。ワタクシが体を洗ってさしあげますわ」
「んっ、ぁ……あっ! お、おねえさま、そこは――ひゃんっ!」
「素晴らしく滑々した肌になっていますわね。ふふっ、ワタクシを楽しませてくれるためにちゃんと手入れをしてくれていますのね?」
「は、はい……。おねえさまに――ぁん、味わってもらう、ために……毎日、おふろ――んんっ、入って――ぁ、ますっ」
「あら、そう言ってもらえると嬉しいわね。それに、ちゃんとご飯を食べているから……お胸の感触も日に日にもみごたえが感じられますわね」
「あっ、お……おねえさま、あっ、んっ♥」
「ふふふ、もっと鳴いてちょうだい。ほら、こっちはどうですの?
うふふっ、そろそろボディーソープをかけてあげますわね」
(あ、あぁ……。おねえさまの指、わたしの体を撫でてる……♥
もっと、もっと撫でてください。ママのことも、学校でのことも、嫌なことすべて忘れることが出来るように……わたしを、撫でてください……っ)
「あら、物欲しそうな顔をしちゃって……ふふっ、ワタクシも我慢できそうにありませんわね。……お仕置きをしようと思っていましたけど、ワタクシも我慢……出来そうにないから、楽しみましょう♥」
(おねえさまの体が、泡まみれのわたしの体に押し当てられる。
そしてゆっくりと動きはじめ、擦れる快感に声が漏れる。
この瞬間、わたしはおねえさまに愛されているんだと、一番理解できた……)
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