第4話 夫

夜中に、叩き起こしてやりたくなるほどのイビキをかいて夫は熟睡していた。


当然こちらは寝むれなくなった。


年々ひどくなる夫のイビキ。そろそろ病院にいくように真剣に提案しなくてはいけない。


翌朝、目を覚ました夫は、イライラしながら言い放った。


「全く眠れない夢を見たんだよ。だから、全然疲れが取れなかった」


ほとんど寝ていなくて、疲れが取れていないのはこっちだよ、と、泣きたくなった。

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