第3話 娘

娘が3歳になったある日の真夜中。

彼女は、おねしょが気持ち悪くて泣き出した。


足では、おむつを脱がせる私の腹を蹴り「ママキライ!もうヤダ!」と叫びながら、


手では、私の腕をギュッと抱え込んで、肌の感触に安心してまた眠りだした。


眠たくて、嬉しくて、私の方が泣きたくなった。

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