エリュシエルの自己紹介に関してなんですが、
第三と第四のどちらの部隊なのかというのと、全員が注目しているらしい状態で2度も同じ内容を繰り返す必要はないかと。
>「マーレア王国軍第三魔術師団長、エリュシエル=フォン=リンドブルムだ。七魔導の『白氷』と自己紹介した方が、諸君らには馴染みがあるだろうな」
「マーレア王国軍第四魔術師団長、エリュシエル=フォン=リンドブルムだ。七魔導の『白豹』と自己紹介した方が、諸君らには馴染みがあるだろうな」
どっちやねん わけわからんでさあ
誤字報告です!
「マーレア王国軍第四魔術師団長、エリュシエル=フォン=リンドブルムだ。七魔導の『白豹』
→七魔導の『白氷』
草
-------
「マーレア王国軍第三魔術師団長、エリュシエル=フォン=リンドブルムだ。七魔導の『白氷』と自己紹介した方が、諸君らには馴染みがあるだろうな」
七魔道。現在は空席が多く二人しかいない魔術師の頂点、その一人であった。
軍人の一人一人が圧倒的な存在感を放つ。仮に第二学年の成績上位者全員を合わせたところで、その力は軍人一人にすら遠く及ばないだろう。
極まった猛者の群れ。しかし、それだけの軍人が百人も揃っていながら、場の支配者は彼らではなかった。
「マーレア王国軍第四魔術師団長、エリュシエル=フォン=リンドブルムだ。七魔導の『白氷』と自己紹介した方が、諸君らには馴染みがあるだろうな」
白銀の長髪を風にたなびかせながら、凍てつく美貌の乙女が美しい口許から言の葉を紡いだ。
静かに、されど芯に突き刺さるような鋭利さを伴って語られた言葉は、冷たく生徒たちに響き渡る。
ただ立っているだけで軍人百人の存在感を消し飛ばしたエリュシエル。彼女こそが、マーレア王国軍最強の一角、七魔導の『白氷』である。
四年前の戦争で『魔女』と『黒騎士』が亡くなった後、マーレア王国軍最強の英雄と目される人物だ。