9話 思春期の迷い
この業界で生きるとしたら
ルックス
声
丁寧な接客。
んー。家族って持ちたいんだろうか?
オヤジは尊敬しているけど将来自分の子供を育てられるだろうか?
結婚はしたいな。
あとは英語+何かしらの言語。
「中国語かなぁ」
後は多少パソコンもできたほうがいい。
「モスの資格って魅力的だよな」
あれもこれもと
たくさん選択を用意して考えてしまう。
「先生にでも聞いてみるか」
夏休み明けの学校
「おひさ」
俺に挨拶してきたのは親友のイケメン。
「おっす」
始業式は先生の話を聞くだけなので一応のかばんは持っているがその中身はほぼからだ。
「体しぼれているんじゃん」
「だろ? あんがとな。これからもこんな感じでいくつもり」
夏休み明けの学校で先生に聞いてみた。
「そうだなぁ。やはり中国語と韓国語じゃないか?
地理的にさっけることはできないだろ?
韓流ドラマとかも歌も人気だしな」
「ふーん。そんなもんか」
友人にはいないが、
確かに韓国語をしゃべる子供にすれ違うことは多くなってきている。
公園、スーパーになんだか多い気がする。
「将来を考えるのはいいことだ。
無理せず自分の興味を引いたものを見てみるといい」
助言してくれたのはいいものの、
あまりイケメンのほかには相談できる奴がいない。
友達がいないというわけではない。
いるにはいるが、カレカノの話題で持ちきりだからだ。
(一応、バイトでの規則で恋愛禁止なんだよな。アイドルかよ。
いやほとんどアイドルか。中高年女性の)
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