第9話 デート④


 こんにちは諸君。Hello everyone.

 

 私は今、外壁がピンクで彩られている建物、ラブホテルにいます。

 

 ――ええ、ええ。そうなのです。来ちゃったのです。ついに。


 

 実はあの後店を出た俺は、直ぐにはるのちゃんに訂正しようとしたわけなのですが、、、まさかのokを頂きまして。

 聞いたところによるとどうやら彼女も期待していたらしく、むしろ彼女の方が喜んでいたかもしれません。やっぱりこの世界の女の子はエッチなようです。



 そして俺が今何をしているかと言えば絶賛シャワー中です。

 ナニとは言いませんがいつもより綺麗にしています。

 因みにはるのちゃんのほうは既に上がっており、ベットで休んでいるようです。



 「ふぅ……」


 

 緊張してきた。

 美少女とデートするだけでも緊張したのに、、、この後の事を考えると色々膨らむのだ。

 それに先ほど見た湯上がりのはるのちゃんの姿……もう本当にやばい。


 ただでさえ綺麗で色白なのに加えてほんのり赤らんでいることで色気が凄いのだ。

 これがjkの魅力なのか将又はるのちゃんの魅力なのか……うん、両方かな。



 「……(身体洗い中)」



 「……(頭洗い中)」



 「……(泡を落とし中)」



 「……よし」

 


  準備完了。それじゃあ――行こうか。


 

 

 

#######################



 


 シャワーを浴び終えた俺は腰にタオルを巻いてはるのちゃんのいる部屋に向かった。

 部屋はラブホテルだけあり照明がピンクっぽくなっていた。……多分はるのちゃんが付けたのだろう。

 

 

 「あ、上がったよー」


 「あ、は、はい! お疲れさまでし――ってえ!? な、な、何で裸なんですか!! 」



 部屋に入ると、俺の方に視線を送ったはるのちゃんは目を逸らしながらそう叫んでいた。

 ん?何かおかしかったか?



 「えっと、ちゃんとタオル巻いてるよ??」


 彼女はこのタオルが見えないのだろうか。……とんだ変態さんじゃないか。

 

 

 「ち、違います!! 上です! 上! 上半身ですよ! 何でタオルしてないんですか!」


 「……はぁ……はぁ」


 こちらを睨み付けるような視線を向けながら彼女はそう捲し立てる。

 それと同時に彼女の息が荒くなり興奮しているのが伝わってきた。


 

 「え、もしかして上にタオル必要だった?」


 「当たり前ですよ!! ……もしかして誘っているんですか!! 誘っているんですよね!! もう限界です!!」


 

 俺が聞くとそう言ってはるのちゃんは抱きついてきた。

 

 あ、ヤバいこれ……童貞の俺には厳しすぎる……。何で同じシャンプーやボディーソープを使ってるはずなのにこんなにいい匂いがするんだ……。



 「はぁはぁ……」


 「……」


 「はぁはぁ……」


 「……っ」


 

 はるのちゃんの息が更に荒くなっていく。

 

 対して俺の方も「女子の身体って華奢なんだな」とか「ハグってこんなに気持ちいいものなんだな」と感じながら息子が起立していく。

 


 「――っ!! 私で興奮してくれているんですか?! …………ごめんなさいもう無理です襲っちゃいますね!! ゆうき君が悪いんだからね!いきなり裸で来るんだから! それにあそこを当ててきて!こんなの処女の私に耐えられるわけ無いのに!! 」


 「あっ――」



 彼女に抱きかかえられながら俺はベットの方へと拉致されいく。

 ……女の子にお姫様抱っこされた。いや、王子様抱っこか?

 

 それより一体はるのちゃんの何処にそんな力があるんだろう。

 もしかしてこの世界は女性の方が力強かったりするのか? それとも性欲isパワーなのか?

 

 

 そんなどうでもいいことを考えている間に俺は遂にはベットへ押し倒された。

 


 

 「はぁはぁ……ゆうき君カッコいいです」


 「……チュ……ンッ……チュ……ンハァ……」


 

 はるのちゃんのされるがままにキスを交わす。

 初めは軽いキスから……そして深いキスまで。

 


 「はるのちゃんも可愛いよ」


 「……チュ……ンッ……」


  

 負けじとキスを交わしていく。

 そしてキスをしながらお互いの身体を撫で回す。


 そうしている内にはるのちゃんによって俺のタオルが外される。

 

 

 「……っ」

 

 

 対してこちらもタオルを外し、彼女の白く美しい裸体を目に映す。

 俺にとっては女性の裸を見たのは初めてでありしかもそれが美少女でjk。

 ……興奮しないわけが無かった。


 自分の息子が膨張していくのを感じる。そして彼女とエッチをしたくてたまらない衝動に襲われた。


 

 「はぁはぁ……ごめん、はるのちゃん……俺、俺っ――」


 「ゆ、ゆうき君……もう私っ、限界だよ……!! 入れるね……!!」

 


 ――二人はそのまま重なり合った。

 

 

 どちらにとっても初めての行為。

 それ故激しい興奮そして若さも相まり、その行為は激しく止まることを知らなかった。

 

 

 

 ――お互いが満足した頃、既に太陽が昇っていた。

 


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