第5話 裏アカ始動
月乃瀬さんとイチャイチャした後、俺は自慰して発散しようと考えたが
何故ならわざわざ自慰をしなくても生はめ出来ると考えたからだ。
と言っても月乃瀬さんとやるわけでは無い。彼女はお隣さんだ。下手したら気まずいどころの話じゃないから様子見する。
それに何より全員が全員性欲が強い訳ではない。前世でも男なのに性欲が少なかった人や逆に女だけど性欲が強かった人が居た。恐らくこの世界でもそういった人達は居ると思う。そして俺は月乃瀬さんがどっちなのかわかっていない。だからもっと親しくなってからで良いだろう。
この世界の男性は性欲が少ない傾向にあり、付き合ったり結婚したりするのは恋愛を楽しむためと考えている人が多いらしい。前世の女性みたいな感じだ。
反対に女性は恋愛よりも下半身で行動しがちであり、付き合って直ぐに性行為を行おうとするようだ。まさに前世の男性だ。
そして俺はこの世界でも性欲が強いためまさに逸材と言えるのだ!
……というわけで自慰する必要性が無いと気付いた。
「……じゃあ早速SNSで相手を探しますか」
ついに裏アカを使用するときが来た。
まだ転生してから二日しか経ってないが――『もう我慢の限界! 早く美少女とやらせてくれ!!』 ――と俺の息子がうるさいのだ。
まあ気持ちはわかる。なんせ前世で童貞こじらせてたんだから目の前に美味しそうな餌があったら我慢できないもんね。今日なんて常にピンピンしてたからなこいつ。
「おっ 昨日投稿した写真に沢山いいねとコメントが来てるな……」
昨日アカウント作ったときに色々投稿をしてたんだけどすっかり忘れてた。
まあ手間が省けて良かった。
それにしても――
「――まだ投稿してから一日なのにもう100いいね、そしてコメントも沢山っと」
本当にヤリ目が多いな。俺が言えないけど。
プロフィールとか見るとみんながみんな身体とか顔とかの写真だし。
……まあ俺からしたら都合がいいからいいんだけどね!
「……んーどの子にしようかな」
いいねしてきたアカウントのプロフィールをひたすら眺めてる俺だけど、みんな美少女だから選びきれない。
美少女選び放題のこの状況は一体何なんだろうか。まさに夢のようだ。
「よし君に決めた! やっぱり美少女と言ったら色白jk黒髪ロングだよな! 」
完全に俺の性癖にマッチした彼女――前世ではアイドルでトップを取ってもおかしくないほどの美少女女子高生――はるのちゃんに俺はメッセージを送った。
『興味があるので良ければ話しませんか』――と。
俺としては『やりませんか』でも良かったんだけど流石にそれだとサクラとかに疑われそうだしね。
それに俺だってこの美少女が存在しているのか信じ切れていない所がある。
なので初回は慎重にいくことにしたのだ。
――ぴこん。
メッセージを送ってから数分後、はるのちゃんから返信が来た。
『嬉しいです! わざわざ連絡ありがとうございます! 』
『本当はこちらから連絡するつもりだったんですけど緊張して……』
『文章考えている間に先越されちゃいました(///pωq///)』
なんて返信速度だ……。そして文章がかわいい!!
何だこの女の子っぽい文章は!俺緊張してきたよ!!
文章から美少女感だだ漏れだし!
俺、美少女とメッセージのやり取りをしてるって想像しただけでご飯が無限にいけるぞ!
『そうだったんだ! 大丈夫だよ! 』
『俺もはるのちゃんとメッセージできて嬉しいよ』
『会ってみたい……かも』
ガッツカナイガッツカナイガッツカナイ。
そして遠回しにデートに誘う。流石にヤリ目でも出会って即ホテルはないだろう。
建前上遊び相手を探してるだけだし。
――ぴこん。
『え、、、嬉しいです! 私も会いたいです!』
『ゆうき君のプロフィールを見た感じだと○○県住みですよね……? 私も同じなので会えたらいいな……なんて』
『良ければ空いてる日教えて貰えませんか……? 私は何時でもいいのでゆうき君に合わせます!』
どうやら早速デートができそうな予感だ。
まあ、俺がはるのちゃんを選んだのは住んでる場所が近いからってのがあったからなんだけど。
場所が遠いと色々大変だし……。
それに早くヤリたいからね!
『そうだよー 俺も○○県なんだよね!』
『んーじゃあ明日でどうかな? 』
『行きたいところとかある? 特になければ俺の買い物に付き合ってほしいな! ショッピングモールで服とか買いたくて!』
――ぴこん。
『明日で大丈夫です! 楽しみです!!』
『そうですね……私も買い物がしたいのでショッピングモールで!』
『待ち合わせはどうしますか?』
ショッピングモールで美少女とデート……考えただけで最高だよなぁ。
一緒に服を選んだり、、、カフェでゆっくりしたり、、、――青春。
『よかった!』
『じゃあ××駅にしよう!時間は15時に駅前に集合でどうかな? 』
――ぴこん。
『それで大丈夫です!』
『本当に楽しみです!!明日はよろしくお願いします!』
『了解!』
『こちらこそ! 楽しみだよ!』
『じゃあまた明日ね!』
――ぴこん。
『はい!また明日!』
こうして俺は明日jkとデートをすることになった。
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