第三刃特に忌まれない御烏喰神事②
「お前、最近、心は安らぎがあるか?」
暗黒院邪暗は彼に対して質問をした。
ゲームセンターの内部の自販機前。
緋走はパプシ・コーラを買い、飲む。
暗黒院邪暗はドンのコーヒーを買い、飲む。
「さぁな、中途半端、この前なんてリストカットしそうになるほどストレスフーーー」
暗黒院邪暗はコーヒーを吹き出した。
正確には唖然として口を開けっ放しにして缶コーヒーを手から落としているほどだ。
「切った?」
「未遂だよ、常々、未遂だよ」
暗黒院邪暗はある種の最善、ある種の最悪が同居する
「俺はお前の家族の位置情報を何故、理解したいか、分かるか?お前らの血は最悪だ、崩静楽とかいう土蜘蛛一門の男も言ってた」
そして、彼はその意味を悟り、言葉に表した。世界各地のありとあらゆる強者や猛者ですら絶望する至高にして究極の闇のお話。
「北山宮、皇室の血縁、
「あー、やはり、俺の殺意は正しかった」
緋走は合点と納得を独りでにしていた。
暗黒院邪暗は嫌な予感を舌打ちで鬱積を晴らそうとしたが徒労や無駄になると感じた。
「ちっ、この世界がループものとかワケわからない世界観で前の世界でろくなことしてなかったら、前の世界お前を探すのが遅れたらな、まさかと思ったが誰か呪ったか?縁切り、どこだろうとリストカットで床や壁が汚れたら除染しないといけなくなる」
角避比古神社 名神大
角避は都能佐久と訓べし、比古は假字也、祭神素淺鳴尊(風土記)新井駅に在す、今湊大明神と称す、(式社考)例祭○月○日式三、(臨時祭)名神祭二百八十五座、遠江國角避比古神社一座、惣国風土記四十三残欠云、遠江國濱名郡角避比古神社、浦無圭田有百五十束三字田、宣化天皇元年丙辰、所祭素淺鳴尊也、角避比古者尊之異名也
東海道名所図会云、今橋本村にありて、上下諏訪大明神、或湊大明神といふ、水門の開塞を知しめす神とて、人呼で湊大明神といふ、今も江水に臨める社也、官社
文徳實録、嘉祥3年8月戊申、詔以遠江國角避比古神、列官社、先是彼國奏言、此神叢社、瞰臨大湖、湖水所漑、挙土頼利、湖有一ロ、開塞無常、湖口塞則民被水害、湖口開則民致豊穰、或開或塞、神實為之、請加崇典、為民祈利、從之、神社覈録
万が一、那由多の彼方の例えでも可能性があるならば、それは本当に最悪である。
暗黒院邪暗は彼の
「いいよ、この作品はスターシステムとかハイパーリンク、前作があったりなかったりしても、そういうことはないと思うぜ?」
「平行世界でもあるなら列記とした厄災だ」
それに緋走はこのような事を付け加えた。
「あるとするならば無理数の確率だな」
暗黒院邪暗はその確率に軽く足し算した。
「お前、血液操作して体内に鉄の箱を作ってシュレディンガーの箱作れるとか言う?」
緋走はその言葉にどす黒く微笑むだけだった、
「どうだろうねぇ」
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