(2)

 ん? また、記憶が……何で、あたし、こんな所に居る?

 どうやら……阿蘇山の中腹……。

 最後の記憶は……夜中に寝て……。

「優希ちゃ〜ん♪」

「く……来るなッ‼ レ○プ魔ッ‼」

 何故か、真子ちゃんまで……いや……何で、あたし、真子ちゃんの事をこんなに嫌って……。

 ん?

「ちょっと、こっちに来てみんね……」

「あ……はい」

 ほんの一瞬の内に真子ちゃんは消えて……機能の恐竜……。

 あれ?

 変な事は、もう1つ有る。

 何故か……あたしより……遥かに大きい筈の恐竜さんを……

 あと、あたしの周囲まわりに有るモノが……急に小さくなった気がする。

 ともかく、あたしは……どたどたどたどたどたぁ♪と足音を立てて、恐竜さんについていき……。

「い……いやあ……助けて……」

「うるさい。お前ら女どもが悪いんだッ‼」

「やめて〜ッ‼」

「黙れ‼ わからせてやるッ‼ このメスガキがッ‼ 男尊女卑も我々が人間に授けた素晴らしい文明の1つだと言う事をッ‼」

 えっと……。

 この小説、何で、R18じゃないのにレ○プに関する話が、やたらと出るんだ?

 でも……この光景……。

 R18になるとしても、理由は、エロとグロのどっちだ?

 あたし達の目の前では……何故か、やたらと小さい爬虫類人間のオスが……これまた、やたらと小さいナチのSSのコスプレをして爬虫類人間の女の人をレ○プしてる最中だった……。両方とも人間の姿じゃなくて、爬虫類の姿で……。

「あ……恐竜様。御覧下さい。我々レプタリアンの『魔法少女』は処女でなくなれば力を失ないます。我が種族の阿呆な魔法少女どもがロクデモない事をしてかす前に……阿呆女どもの力を奪っている最中であります。ですので、どうか、我が種族の男だけはお助け……」

 ぶちゅ♪

「何、気持ち悪いわるかこつ野外で堂々とやっととね?」

 次の瞬間、レ○プ加害者も、レ○プ被害者も、まとめて踏み潰された。

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