連作短編として、ケンタとジーサンの交流が増えたのが良かった。
ジーサンは知識をケンタに伝えますが、ケンタが自分で考え、自分の言葉で伝えることを否定せずに言葉短く肯定します。
得た知識に対して自分で考え自分の言葉で伝える、これはなかなか得難い機会です。
エピローグでは桜とトオルの交流が中心ですが、トオルを長く見守って来た桜の心づくしを、ケンタが自分で解釈して伝えるのは、ケンタの成長も表わしていて良かったです。
作者からの返信
桁くとんさん、コメント・レビューありがとうございます!!!
このお話は桁くとんさんに教えてもらって、つばさ文学賞向けに水増ししたものです。水っぽくなっていないと良いのですが……
5万字を超える私にとって、超長編となりました。最後までお付き合い頂き嬉しいです。また遊びに行かせてください。
編集済
@Teturo さん、お婆さんを泣かせてどうするんですか。ジーサンだカーチャンだって軽い感じできてたじゃないですか。だから見ず知らずの貴方さまにもかかわらず、馴れ馴れしく調子にのってお馬鹿な感想を述べてしまっていました。本当にお恥ずかしい限りです。 ジーサンが亡くなって悲しいのに物語も終わってしまうから寂しいです。最終章の格調の高さがそれを更に増してしまいます。 悲しいのは苦手です。寂しいのは弱いです。でも美しいですね。ベタな言い方ですが心にジーンと沁みました。心に残る作品となりました。 朝からずっとPCに。それだけ魅了されたということですね、蛇足ながら・・
**文学賞に応募中だとのこと。受賞されますように! そして嬉しいお知らせをこのお婆さんにも教えてくださいね。非力ですが祈っていますからね~
作者からの返信
@88chamaさん、コメントありがとうございます。
最後までお付き合い頂き、本当に嬉しいです。辛気臭い話ばかりですいませんでした。
もし賞金が入ったら、羽根付き餃子と生ビールを食べに伺います。その時はご馳走させてくださいね。
うん やっぱり 灰谷さんっぽいです。
ただ つばさの読者(小学生)には難しいような気がします。
うちのむっちゃんにも無理かもしれません。
最近の小中学生は なんか ちょっと違うんですよね 上手く言えないのですが
「文学」っぽいものに触れる機会が少ない。といいますが ら「ライトノベル」っぽいものに触れる機会に恵まれすぎていて 文学にまで行く暇がない、のかなと思います。
作者からの返信
TO BEさん、コメントありがとうございます。
最後までお付き合い頂き、嬉しいです。まだ、灰谷さんの本は読んでいないのですが、週末にトライします。
所で、TO BEさんは御家族にお話を書いていることを、カミングアウトしていますか?
私は娘にカクヨムを教えてもらって、現在に至っていますが、知り合いに告白できていません。皆さんはどうなのでしょうね?
おじいさん、駆け抜けていかれましたね。
トオル君とケンタ君に、そして共に過ごした人々への心に、大切なものを残して。
偉いって何なんでしょう。
おじいさんはそうしたかったから、薬を飲まずに分け与えた。
でも、おじいさんは例えその場所が誰の目にも止まらない僻地でも、
同じことをしたんではないのかなって気がしました。
執筆お疲れさまでした!
すごく考えさせられるお話でした。
ありがとうございました!( *´艸`)
作者からの返信
マクスウェルの仔猫さん、コメントありがとうございます。
最後までお付き合い頂き、本当に嬉しいです。私にとって、前代未聞の大長編だったので、書くのも大変でしたが、読む方がもっと大変だったと思います。
そうですね。ジーサンはきっと同じことをしたのでしょう。トオルやケンタもそうなるのかなぁ?
清潔な緑の風が全編に吹き渡っている快作ですね。!(^^)!
たしかに灰谷健次郎さんの世界にも共通しますが、貴作はもっと科学的で乾いていて(良い「意味で)、とりわけ理系の賢い少年少女に読んで欲しい作品と存じます。
多くの子どもや大人に読まれますように。
作者からの返信
上月くるをさん、コメントありがとうございます。
あの…… 理系の賢い少年少女に読まれると嘘がバレる、ゲフン、ゲフン。いやその、ちょーっとお話を膨らませた所を、厳しく追求されてしまいそうな……
バリバリ理系気質の後輩くんと一緒に仕事をした事があるのですが、うるさいの何の。理系はヤダねーと口を滑らしたら、
「この職種についていて、貴方は理系ではないのですか?」
と反論されました。バカヤロー、俺は体育会系だ! と言ってみましたが、今度は本当の体育会系の人に怒られそうですよね。
最後のひとこと、本当にいいですね。
すごく余韻が残ります。
完結、本当におめでとうございます。つばさ文学賞応援しています。
作者からの返信
雨 杜和orアメたぬきさん、コメント・レビューありがとうございます。
期せずして、聖人つながりになってしまいました。確かに聖人は偉いですものねぇ。
私にとって、長いお祭りが終わったような感じです。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
編集済
ケンタ君がおじいさんと話すようになってから、彼らの生活は良い方向へ大きく変わりましたね。
もし、ケンタ君が、両親の言うとおりにおじいさんを偏見の眼差しで見て近づかなければ、学校では中々教えてもらえないような学びを得ることはできなかったでしょう。
もちろんケンタ君の両親も、大事な息子を守るためにそのように忠告していたことは分かります。その辺りが、現実に同じようにするには難しいところがあるなとは思いました。
しかし、ケンタ君の良い気付きをおじいさんが掬い上げ、それにさらに色んな事を教えてくれたことは、彼の中でとても大きな喜びだったことでしょう。
家に帰って今日のことを話すケンタ君が、「上手く言えたかな」というシーンは、その楽しさを物語っていたようにも思います。
またケンタ君のお母さんが強くて、でも人情味があって涙もろいのも印象的でした。強すぎて、時々お父さんのセリフなのか分からなくなるようなときもありましたが、子を思って行動を変えられるのは凄いなと思います。
実際の子ども達の生活の中にも、おじいさんたちのような大人がいてくれたらいいなと思うようなお話でした。
作者からの返信
彩霞さん、コメントありがとうございます。
最後までお付き合い頂き、嬉しいです。こんなジーサンがいたら、一緒に呑み会をしたいです。きっと悪酔いしちゃうでしょうけど。