あれ?この設定はどこだっけ?今日び、私の住んでいる山形県の東村山郡という郡部でも、白人系の外人は珍しくはない。中国人や韓国人はそこらじゅうにいる。確かに黒人は珍しいかな。
ただ、お母さんのようなあからさまな偏見は珍しい。気持ちはわからないではないけど。ただ、外人への偏見ではなく、問題なのは、そのご老人への偏見ですよね。
人間はまず、外見で判断する。判断材料がないから、それは仕方ない。だから、みだしなみを気をつけて、礼儀作法や挨拶に気をつけるという風習が定着する。
今の時代、よそ者というだけでの判断基準は小さくなっている。ランボーじゃあるまいし。
作者からの返信
清十郎さん、コメントありがとうございます。
……ランボー。懐かしすぎます!!! 初めの導入部分がバイオレンス過ぎて、今だに覚えています。
一応、設定は日本の山のど田舎です。どこでも良いのですが、篤農家の方とお酒を呑む機会がありまして、ずいぶん昔の話ですが、本当に警察に電話したことがあると言っていました。
現代ではあり得ませんが(私も田舎に住んでいますが、おなじマンションに黒人のご夫婦がお住まいです)、面白いエピソードだったので、ねじ込んでみました。
編集済
ケンタくんは、「学校では役立たずと言われてる」と言っていましたが、彼はそれに反発するのではなく、ただそういうものだと捉えているのですね。「そうではない」と言い返してもいいでしょうに、争う事の無意味さを知っているかのようにそれを受け容れてしまっているのは、悲しいことのように思います。
それに対しておじいさんの諭すような話は素敵だなと思います。
外国人との出会いもありましたし、ケンタくんにとって良い方向へ進んでくれるといいですね。
作者からの返信
彩霞さん、コメントありがとうございます。
ジーサンは素敵な人ですかね。田舎あるあるなのですが、飲み友達の有機農家の方は、今から三十年前に、朝、黒人が歩いているのに驚いて、駐在に電話したそうです。
今は世界各国から、その農家に勉強に来る外人がいるのですけどねぇ。