ビーチパラソルの下で――ギャルの背中にサンオイルを塗りたくれ

 上半身裸のギャルに抱きつかれながら、俺は浜へ戻った。

 真帆はずっと俺から離れまいと必死にしがみつく。どうやら、見られるのが恥ずかしいからという理由らしい。


 周囲に誰もいないし、心配することはないと思うんだが――俺がいた。


「あの場所に着替えがあるから」


 海の家から少し離れた場所にビーチパラソルが刺さっていた。そうか、あの大荷物。真帆はあそこに居たんだな。


 近くまでいくとビーチマットも敷かれていた。そこへ真帆を降ろす。


 俺は即座に別の方向を振り向いた。



「ありがとうね。あ、もうこっち振り向いていいよ」



 早いな、と思いつつ俺は真帆の方へ――えっ。


 彼女はなぜかマットにうつ伏せになっていた。


 何をしているの? と聞くとオイルを塗ってくれと頼まれた。

 困惑する俺は、それよりも真帆の白い背中に興奮を隠せなかった。確かに、こんな透き通るような肌をしているんだ、日焼けしたら大変だな。


 背中なんか自分で塗れないだろうし。



「はい、サンオイル。まんべんなく塗って」



 真帆が良いというのだから、同意の上。

 俺は震える手でオイルの容器を手にする。


 腰を下ろし、真帆の背中に近づく。


 無駄がなく、スレンダーな体つき。

 モデル体型で恐ろしいほどに、くびれている。凄いな、こんなギャルが世の中に存在するんだ。


「どうしたの、君。緊張してる?」


 その悪戯っ子のような視線に俺はドキドキした。


「そっかそっか。でも、遠慮なく塗って。ほら、早く」


 せかされて俺は焦る。

 し、仕方ない。今日は日差しも強いし、このままでは彼女の柔肌が危ない。


 俺は容器を逆にして、サンオイルを振りかけていく。


 真帆は“ぴくっ”と体を揺らして反応を示す。

 あとは手でゆっくりとオイルを伸ばしていくのだが……うぅ。


「手を使って塗って」


 で、でもなぁ……。



「してくれないと、上を向いてもいいんだよ?」



 そ、それは色んな意味で困る!

 俺はガチガチになりながらも、真帆ギャルの背中に触れた。



「……んっ」



 少し触れただけで真帆は、変な声を漏らす。



「あ、ごめん。くすぐったくて……続けて」



 指でゆっくりとオイルを伸ばしていく。

 すると、粘度が高いせいか――くちゃくちゃと妙な音が響く。


 な……。

 なんだこれ、変な感じがするぞ。



「うんうん、その感じ。もうちょっと指を使って」



 指示された通り、指も使っていく。

 真帆は気持ちよさそうにとろけていた。

 こんな猫みたいに液体化されると、可愛いな。



「そのままお尻の方もお願い」



 とんでもない要求をされ、俺は手が止まる。


 さすがにそれは……。



「冗談だって。あしの方をお願い」



 そっちなら良いか。

 ふぅと安堵あんどしながら、俺は真帆の“ふともも”へ侵入していく。


 瞬間で真帆は飛び跳ねた。



「ちょっ、そこ……弱いのぉ」



 エロい声をあげる真帆は、涙目だった。

 敏感な部分だったのか。



「君、指使いがえっちすぎるよぉ!」



 そんなこと言われてもね、俺は指圧師ではないし、ただの童帝なのである。



「もぉ、君ってヘンタイさんだね~。でも、気持ち良かったから股の辺りをお願いね」



 マジかよ。デンジャーゾーンを攻め続けることになるとはな。ただでさえ、真帆の非常に危険な部分が目の前にあるんだぞ。


 しかし、進めないことには終わらないのだ。


 俺はサンオイルを足して真帆の股を塗り続けた。

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