第22話
季節は冬を向かえた
何だかんだあり
ようやく落ち着いたのだ
寒い時期は温かい物に限る
特に鍋は欠かせない
その〆は雑炊か麺で分かれる事が多い
その場合は多数決で決めるか
じゃんけんで決めて貰う様にしていたのだ
途端にガラガラガラッと店の戸が開いた
「みおりさん いらっしゃい」
光樹君からそう言われる
久しぶりに来るのだ
あの日以来なのである
「また 新メニューでてるじゃん」
親父さんから大丈夫なのかと言われた
一応ねと言う
けど半分は片付いて無いかなと告げたのだ
仕事よりそっちでバタバタしてるから
過ごす時間は半分飲まず食わずと言ったのです
それ危ないってと言う
けど時間取れる時に何かと食べてるから
そこは安心してと言った
新メニューと気になってる物を頼む
注文を終えると電話が鳴り出す
ごめんと言って電話にでるみおり
電話を持って外へ
もしかして聞かれたく無いようなのかとも思った
数分後
何だか疲れた様子
大丈夫かと言う
何とかねと言った
仕事の方は繁忙期でもないし
特に急ぐ問題もない
話してると料理が運ばれて来た
さっそくありつく
けど何でいままでと言うと
家庭トラブルと妹の結婚式でバタバタしてたからと言う
妹の結婚式は無事何事も無く終わったけど
家庭トラブルがまだ半分残っててと言ったのだ
「それ大丈夫なのか 妹さん結婚したばかりだろ」
親父さんにそう言われる
そこなのよねとい言う
嵐の前の静けさと言える気もする
またバタバタしそうな予感しかない
仕事の方が落ち着いてるのが不幸中の幸いと言えた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます