第20話
あの後弟からのメールが来て解った
兄さんと姉さんは両親とはいつの間にか
別に暮らしていたと言う
あんなに兄や姉達を溺愛して来た両親
弟はたまた近くに用事があって実家に寄ったら
2人が倒れていたと言った
しかし不思議だ
何故かと言うと母さんは在宅で稼いでいたので
休憩がとれる筈
父さんが会社勤めだら解らなくもないが
確か休暇制度のある会社と聞いていたのでこちらも
不思議でならない
現在仕事に没頭してる
新しい契約がとれてそれの進行だ
取引中断をしていた会社の再建はまだ目処がたってない
と言うのも地盤が緩くなっていたとかで建てられないとかなんとか
でっその一角が訳ありだった見たいと聞いてる
「係長 この資料みてもらえませんか」
部下から声をかけられて目を通す
一通り目を通すと問題なしと言う
それじゃ取引行ってきますと元気良く向かった
部下の成長とは嬉しい限り
途端にドタドタドタッと走って来る足音が
係長ーいるかと声がした
その声は営業部のエースである堀北君
どうしたのよ騒々しいわよと言う
深呼吸してと言ったのだ
スーハースーハと呼吸を整えて話をしてくれたのだ
とある大手から取引しないかって声をかけられたと言ったのである
それってと言うと名刺をだした
「ってここ最近有名になってる大手じゃない」
ええぇぇぇーと営業課に悲鳴が響く
向こうからと言う事はある意味凄い
どんな内容かもあるし保留にしてきましたがと言う
これは流石に顔出ししないとならないか
堀北君今すぐ行くよと言った
はいと言って新たな取引先へ行く
数時間後
有名大手との取引が成立した
これは喜ばしい事
明日はその内容を作る事に専念する
時計を見ると18時をさそうとしていたのだ
今日は上がりと声をかけて帰宅
その言葉に退社していく
帰宅すると携帯が鳴る
それは光樹君だ
あの事があって以来まともに顔すら見れないなにのに
どうやって話せばと良いのか解らない
そんな事を考えていたら電話が鳴りやんだ
後でメール送れば良いよねと思った
とりあえず着替えて夕飯
妹の結婚式の日取りには休みが取れるか社長に話さなければならないし
勿論両親の事で弟と話さなければならない
後会いたくは無いが兄さんと姉さんにも知らせなければいけないのだ
結構忙しくなりそう
幸い仕事はそこまで忙しく無いので大丈夫だとは
思うけど念には念をと言う訳なのです
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