第18話
無限休暇が始まって1週間
社長からの連絡はまだ無い
現在は光樹君の家に来てる
何故かと言うと風邪を拗らせたらしい
でっ看病に来てる訳だ
まぁ流石にこの状態では店は無理
隣でゴホッゴホッと咳き込む光樹君
風邪引くなんて無かったのにとポツリと言う
風邪を引く事態が初めてらしい
「みおりさん なんかごめんなさい」
「気にしないの それに親父さん仕事で留守なんでしょ 仕方ないわよ」
うっと言った
とにかく栄養つけて寝る事と言った
治るもんも治らないと言う
そりゃそうだ
風邪を治す基本は確り食べて確り寝る
これが一番早く治す方法
現にそれ以外でやりようがない
いくら薬を飲んだからって一時的に熱が下がるだけ
それだと何の意味も無い
風邪の症状を押さえてるに過ぎないのだから
そろそろお昼だし何か作ってると言う
台所へ来ると冷蔵庫の中を見る
野菜室に使いかけの野菜数個と
冷蔵庫から卵と冷やご飯
これでお粥を作る事にした
栄養はとれるので問題ない
しかし名字が『
何故かって言うと小学校の時にその神木と言う人がいたからだ
嫌がらせをするのが得意でいつも迷惑をかけていた男子の1人
けど光樹君は独りっ子と親父さんから聞いていたのだ
その知ってた神木は兄弟がいたので違う
そんな事を考えていたら完成していた
後は薬だ
風邪薬は確か食器棚の方にと探す
結構いろいろあるが
風邪薬と書いてある薬をお盆に乗せる
部屋へ戻ると光樹君が起きていた
大分楽になったらしい
そりゃ熱が39度もあれば流石につらい
ゆっくり食べてて台所片付けて来るからと言う
数分後
戻って来るとお粥の鍋が空になっていた
良かった食欲あってと呟く
薬が効いてるのか寝ている
その寝顔は弟を見ている気分
さて洗いに行きますかとお盆を持とうとすると
途端グイッと服の裾を引っ張られたのだ
それは紛れもなく光樹君
その手をそっと布団へ戻した
頑張っているけれど
もしかすると寂しがり屋なのかも
甘える相手がいないと言うのもある
さてこの鍋洗わないとと言って
お盆を持ちゆっくりと部屋から出たのだ
風邪引くのが初めて何てちょと可愛い
そんな事を考えながら片付けを済ます
部屋へ戻ろうとすると光樹君が起きていた
まだフラフラしてる
「大丈夫起きて」
そう声をかけるとやはりトイレだったらしい
起きたのは良いけれどフラフラしちゃってとい言う
それなら呼んでくれたらと言った
なんか恥かしくてと言ったのだ
部屋まで戻って来るとベットへと誘導
その途端にドサッと押し倒されてしまったのだ
「みおりさん そのごめんなさい」
そう謝った
そりゃそうだ熱があるのに無理して動いたのだから
けどこの体制はかなりヤバイ
とりあえず布団へと何とか動かす
何とか布団へと運んだタイミングで親父さんの声が聞こえた
はや上がりさせてもらえたらしい
昼で上がれる何て嬉しい事
帰って来てみたいだし帰るねと言う
早く元気になってよねと言った
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