第7話

忙しくても充実してる日々

この日は何とか仕事が片付き

行き付けになったいこいに来ていた

店主の親父さんがこの前はすまねぇーなと言う

どうやら気にしてたらしい


気にしないでくださいよと言う

光樹君が親父もう良いだろその事はと言った

何だよ心配してんのにと言ったのだ

メニュー表を見るとまた新メニューがある

新メニューは当たりが多いから嬉しい

注文を済ませてテレビの方へ目をやると

通り魔の殺人事件が報道されていたのです


「ちょっとやだ、この辺りじゃない 大丈夫かな」


おいおい、こんなご時世でとはと言う

大丈夫なのか帰りと言った

タクシー呼ぶはよと言ったのだ

その方が確かに安全だなと言う

会社方面大丈夫かな中途入社の人が入ったばかりだしと話をする

そいつは心配だなと親父さんが心配する

こんな時に通り魔何てと思った


厨房から光樹君の声が聞こえて来た

何か習ってたとかと話をする

何も習って無いよと言ったのだ

まさか兄弟姉妹だったのかと言う

そうねと言ったのです

けど両親は兄や姉達ばかり溺愛して

下にいる私達弟妹には無関心だったしと言ったのです


ある意味最悪な家庭環境だったんだなと言った

時より弟や妹達と連絡とってるから

近況報告兼ねて会う事もあると言う

それに会社入社した時に両親と兄や姉達とは絶縁してるからと言ったのだ

なるほどそれは良い判断だと思うなと言ったのです

毒にしかならないのと居ても意味が無い

だとしたら離れるのが一番

現在ではどうしてるか解らないし知りたくもない

けど用心に越したことはないのだから

そんな話をしてると料理が出来てきた


「みおりさん 家では料理しないんですか」


光樹君にそんな事を言われた

やだな~ちゃんとしてるわよ

食べ歩くのが趣味見たいになってるから

半分外食かなと言う


「そいつは良い趣味してんな」


店主の親父さんからそう言われた


けどこうやって仕事帰りに来るのは別である

何せ解らないからだ

それもあるけど帰りまでの道のりがあるので

帰宅したら深夜と言うのが日常茶飯事にも

なってる為とも言えた

そうなると作るのがめんどくさい

そんな愚痴をこぼしながら食事にありつく

やっぱり美味しい


光樹君が俺もいろいろ巡ってメニュー考えたりしてるけど

なかなか良いの無くてと言う

ハズレが多いからほとんど創作料理と言った

だったら教えてあげようかと言ったのです

光樹君が良いのと凄くはしゃぐ

別に問題無いわよと言うと

その時はお願いしますと言ったのである


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