第3話

あれから仕事が忙しくなる毎日だ

残業何て日常茶飯事にもなってきた

いろんな書類にめを通して机に伏せる

時計を見ると時刻は20時半をさそうとしているではないか

これから帰ったら家に着く頃には11時を回る

食べて帰るかと呟く

チーフと声をかけられた

ムクッと起き上がり最後の確認お願いできますかと言われた

これが最後と言って頑張る

一通り目を通すと問題なしと言う

最後の確認を終えたので退社だ

社宅住みの人は良いかも知れないが

社宅外から出社する社員の家は遠いのだ

近い所はともかくとして

それ以外の社員は電車で何時間の距離

車は帰りに飲んで帰る人も居るため基本電車かバス

さてあの店で食べて帰ろうと足取りを軽くさせた


店につくと引戸をガラガラガラッと開ける

店主がよお姉ちゃんと言った

空いてる席に座るとメニューをみだす

また新メニューがと言う

何かここへ来るのが楽しくなっちゃうと言うと

そいつは嬉しいと言った店主

厨房から親父と言って出て来た

どうしたと言うとまた勝手にた食べただろと言ったのだ

お、俺は何もと言うが何か動揺してる

こちらに気付くとすいませんと言った

気にしてないからと言う

注文を済ませるといつもの様に本を読む


厨房からいろんな音が聞こえる

少し解りにくいくらいが丁度良かったりするのだ

勿論会社の人が知ってる何て無い

だってこの店の事は誰にも言っていないのだから

何故かってゆっくりとしたいからである

基本的に1人の時間が好きと言うのもあった


数分後


料理が運ばれて来てありつく

これは美味しいと驚く

新メニューの当たり外れがあるとは良く聞くが

ここの新メニューは大当たりだ

何故かってとーーーても美味しいから


「そんなに喜んでくれるなんて嬉しいな」


そんな声が厨房から聞こえた


「現に美味しいですよ」


そんな事言ってくれる何て嬉しい事この上無い

だって何よりそれが一番嬉しいから

途端にあのと声が聞こえた

良かったら友達にと言う

それは別に構わないけど私なんかでいいのと言った

店主からブラック社に入る前にいろいろあって

友達が1人も居ないんだと言ったのです

年も近いと言うのもある

そう言う事なら喜んでと言った


連絡先を交換し会計を済ませて店を出た

スマホの画面を見ると光樹こうきとある

たった1人の連絡先がある何て嬉しい

友達かと呟く

どうしてるだろうかと夜空を眺めた

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