ASCOFーアスコフー～純白の兎は宇宙で戦争の夢を見る～

番外編：設定資料〜現在、この世界の国々についての総括〜

『宇宙空間内使用型移動重要塞都市国家船』、通称、ムーブ・パレス。

ムーブ・パレスは、居住できなくなった地球の代わりに創られた、人類の新たな居住空間である。

これにより人類は宇宙獣（スペースビースト）という外敵から身を護るだけではなく、宇宙空間内での生活、移動、そして戦闘が可能になった。

そしてムーブ・パレスにはそれぞれ神話などの神や人物の名前を刻むようにしている。

〜ムーブ・パレス一覧とその理念〜

・＜イカロス＞

弱き者が勇気を振り絞って力を合わせて立ち上がった国家。

アサミ・イナバ、テイム・プロスル達が住む国でもある。

・＜アポロン＞

世界のムーブ・パレスを一つにまとめあげ、平等な世界を作り上げる国家。

＜イカロス＞と戦闘状態となった国でもある。

・＜ノア＞

戦闘をせず、平和のために行動する国家。

＜イカロス＞とは軍事協力をしあっている仲である。

・＜クシナダ＞

差別された人々が集まり、全員が平等となることを強く願う国家。

＜アポロン＞とは軍事協力をしあっている仲である。

・＜アレス＞

力を行使し、力によって世界から争いを失くそうとする国家。

・＜クロノス＞

有限である時間を第一に考え、人類の歴史を重んじる国家。

＜イカロス＞とは何度か連絡を取り合っているらしい。

・＜アキレス＞

戦いを見守り、戦いによって収入を得る国家。

元々は別の目的で創造された国家であることは確かである。

・＜バンシー＞

人類の新たな可能性を信じ、新たな世界を全て受け入れる強い意思を持つ宗教国家。

・＜エキドナ＞

人類史上、初めて創造された、全ての国の考えを取り入れた国家。

すべての始まりの地である。

・＜ガネーシャ＞

戦いへの責任は一切負わず、色々な星々での鉱物資源の入手、開発に集中している国家。

・＜アフロディーテ＞

『美』を追求し、常に宇宙内を旅する、旅行を目的とした国家。

〜ムーブ・パレスの構造について〜

ムーブ・パレスは２０✕２０のドーム状のコロニー。

ムーブ・パレス下部には大口径ジェットエンジンノズルが平均３０〜４０ほど着いており、推進力となっている。

ムーブ・パレスは重力発生装置を土台に、その上に居住区、その居住区を覆うようにドーム形状の装甲が包んでいる。

装甲にはプロジェクションマッピングが取り付けてあり、内側からは毎日、昼夜の効果だけでなく、天気の変化も感じることができる。