第39話 無人島に逆戻り
案の定ロボもすぐに暗礁に乗りあげましてね。鉄の城は海に轟沈、すごすごと泳いで戻ってきました。元いた無人島に。
おれごんの生涯で逃げて利益になったためしなし。逃げに徹しても事態が自然と好転したことがないんです。
逃げるは恥だが役に立つ、とは言いますが。それって曲解すると「その分野では決して成し遂げることは叶わない」ということですよね。今さら逃げてなんとしましょうや。
この「おれごん未来島」からの脱出はたぶん、ロボものと郵便ものを完成させなければならないのだとひとりで納得しました。あれらをかたちにせねばもの書きを終われないのです。頑固者ですよ。いつか書き上げてみせます。
そこにもうひとつ、書きかけの6万字が追加されました。これはおよそ道半ばですが、このスポーツものも達成しがたい命題になりましたよね。
それらを合わせるとゴールははるか遠方。何年も何年もかかることでしょう。
それで、今はまた、改めてスポーツものと向き合っています。やっぱり全然進みませんが、気は楽になりました。向かい合っている方が苦しくないんです。
この1週間で6万字が6万2千字にはなりました。
とても連載できるスピードではありませんが問題ありません。書き溜め中なのですから。
当然提出期限もないので、ゆっくり亀の歩みで進めましょう。そうしたら来年のカクヨムコンくらいには完成するはずですよ。丸っと1年ありますもの。それで「年間長編一作」の目標は達成できるのです。それで満足ではありませんか。
自己分析してみると、これまでスイスイ書けていたので、自然とそのスピードを維持しなければならないとの強迫観念に囚われていたようです。
私の全力は2千字/日。毎日更新するのならそれくらいの能力を持たなければならないとは巷で言われてはいますが。
私はどこまで行っても書き溜めの人間なのですよ。書きながら設定やアイデアをつけたし、遡っては編集する類の。
であれば、アイデアが尽きたなら止まって当然なのです。進まなくなって当然なのですよ。
それだけのバックグラウンドもありませんし、四六時中考え続けられるだけの時間もありませんし。
どなたかがTwitterで開き直りだとおっしゃっていましたよね。そのまんまになりました。
今日も百字、2百字を積み重ねてゆきます。へたすると数十字かもしれませんがそれでいいのですよ。
愚直にしか書けない、すり傷だらけの、泥くさくて不器用な書き手です。
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