第37話 第4作の進捗③ 完
今日きづいたことが。いま書いている第4作は難しい書き方をしています。
新しい書き方に挑戦しているんです。どうにも変なものだなあと感じてはいたのですが、それに名前があることが判明しました。
どうやら今回の地の文は2人称と呼ぶようです。
たぶん珍しい部類であろうとは知ってはいました。でもよかった、あまりにも変な作品で「なんだこれ」と言われずに済みそうなんですもの。れっきと先駆者のいる書き方だったのです。なんだか妙に安心しました。
いまだ作法も必勝法も守らずに素人上等で書いておりますよ。
しかし寒いのはどうも苦手、気持ちも執筆も首をすぼめてうつむきがちです。首を温める防寒着は人一倍持っているのに、人一倍うつむきがちです。これも性分でしょうか。
少し走りでもすればすぐに汗をかくくせに、今日も肩を持ち上げてとぼとぼ歩きます。
おれごんはもしかして、オレゴン欠乏症なのかもしれません。
今年の夏、あの土地の一番輝く季節に、みんなに祝福されて帰国しました。小さな小さな凱旋でした。
あれから早半年。それで望郷への思いが、今やもう無限希釈されてしまった本来の故郷への思いが移植でもされたのか。清濁ひっくるめて自分の一部、挑戦と誇りと挫折と暗転のオレゴンはもはや第二の故郷なんです。
今はシトシトの雨季、毎日が曇天でしっとりなのを知っているのに。思い起こすのはPM2.5がどこふく風の抜けるような青空です。
こうして日本で生活していると、あれが私の妄想か虚言であったかと錯覚する時があります。山のようにあるあの土地の品々が否定してくれますが。悪夢もありましたがやっぱり、夢のような時間でした。私を物語の世界に引きこんだ元凶ですもの。強烈な体験でした。
再訪して、また啓蒙されたいですねえ。尻を叩かれたいです。ごたくはいいから早く書けよと。
もう少ししたら力みも取れて、また書けると思います。
さいごに。
第4作は一旦仕舞いこもうと思います。6万字書いてきましたが、どうも弱さが目立ちます。
少し読んでみました、自身の処女作の方を。
いま読むとやはりヘタです。でもすっごく力があって。
今の私は以前より上手に言葉を練れますが、以前ほどの気魄がありません。入魂作ではないんですね。楽しませようとしているだけで、魂の叫びはこれっぽっちもこめられては。
やはりロボでしょうか。
切なさ×ロボをやはり発掘せねばならないかもしれません。
このところずっとスマホ執筆だったのが悪かったのかも。一度きちんと机に座り、向きあってみます。自分と、作品と。
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