〜友情や友達の意味とは何か〜

嗚呼、友達というのは全くもって難しい。


何年経とうとも考えというのは読めんものだ

何が好きか?何が嫌いか?そんな無粋な知識、頭に入れておくのが無駄だ。

しかしやはり考えが読めないというのは謎なものだ....。


俺の頭の中は雨に濡れ、ドロドロとなった土のようだ。

1度泥が付くと汚れてしまうようにしつこくまとわりついてくる。疑問や疑いが交差した頭の構造はいずれ精神に負担をかけていく。


友は悪い存在じゃない。しかし良い存在でもない。

場面によって変わってくるのだ。見え方も変わってくる。

味方であり敵でもある。喧嘩をするからでは無い。


自身にとって違和感を感じる相手から距離を置こうとする姿勢を取るのは何故だろう...?

自分にとって友は利用出来...大切な存在ではないか。

それに、何故自分から違和感を断ち切ろうとしないんだね?初めっから逃げ腰だ。解決を時間に任せている。


距離をとるどころか縁を切ろうとさえしてくる....これこそまさに愚の骨頂だな....。


関係を断つというのはそう甘くはない。奴隷のように自分の思った通りの返事はしてくれないぞ?お前の手中に収まった人間では無いのだからなぁ?

縁を切るのは危険だぞ?腹に突き刺さったナイフを強引に引き抜くくらいにな。


バカの考えは0か100

関係を続けるか断つかの二択しかない。距離を置いて一旦互いの感情を落ち着かせ、互いの考えを整えることを知らないのだ。


バカは人の気持ちを知ろうとするということを知らないのさ。決して心の病かなんかでは無いぞ?

自身の言葉を相手がどう思うか考えないのだ。異論は認められない。


しかし俺もレイシストでは無い。人の個性や種族にとやかくは言わぬ。

もっとも、俺が"嫌いでなければ"の話だがね....。


友という存在はこういうものだ、そんな人間のわがままな決めつけを出来るものでは無い。友の存在はなんでもないのだよ。定義付けられた意味は嘘ばかり。


──友達が居ない、だから友達が欲しい


居ないから作りたいのか?一体何人欲しい?1人か?10人か?100?はたまた1000人か?

話もしない友達なんて必要か?話もしない友達と見えない糸で繋がった関係を過ごしていくのか?

まるで死体の腕と自分の腕に手錠を掛けて生活するようなもの。無意味且つ邪魔だ。


友達を"作らなくてはいけない"理由なんて端から何処にも無い。焦るな。生きている限り作ることなど造作もないだろう。


孤独を埋める為だ。だから皆友達を作っている。


作らなくてはならない理由は無いと言っただろ?その通りだが、"作るな"とは言っていない、君を安心させたいんだ。

急ぐ必要は無い。命が掛かる事以外には緩く取り組むんだ、気を張りつめる必要は無い。


何をするにしても"死ななければやれる"と思えば楽に動けるだろう。簡単な話だろう?


友達はよく目を凝らして作るのだ。人間性、言動、性格、必ず見極めるのだ。

関わる者は厳選していくべきかも知れぬな....まぁ、それは好きにすればいい...。


関係は構築も崩壊も簡単だ。簡単でも必ずしも危険が無いわけでは無いぞ?必ず自身の身に"ナニか"が降り注ぐことになる。雨では無いぞ?



友達は家族と同じ

生きている間にいつか別れる日が来る

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