第3話 命名「キャベツ太郎」

お婆さん「あぁ…でも…これは…きっと天からの贈り物…かしらね?」


お爺さん「うーん…儂らに子供が居たらこのくらいの歳の顔かもしれんしなぁ…いや、少し老け過ぎかもしれんが…」


お婆さん「あっ…笑いましたよ。…よく見たら愛らしいじゃありませんか…ふふっ…よしよし」


子どもの居なかったお爺さんとお婆さんは初めこそ困惑したものの、キャベツから生まれたその子どもを「キャベツ太郎」と名付け、育てる事にしました。


お爺さんとお婆さんの愛情を一心に受け、すくすくと育ち強くなったキャベツ太郎。


ある日の事。


町から帰ってきたキャベツ太郎はこう言いました。


キャベツ太郎「お爺さん、お婆さん。オラ…鬼の嫁さん、探してくる!あ、いや、鬼を退治してくる!」


お爺さん・お婆さん

「お嫁さん…??」

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