第2話 キャベツの中からこんにちは
お婆さん「おや!立派なキャベツだこと!こんなに大きなキャベツは見た事がないわね!持って帰ってお爺さんを驚かせてあげましょう」
お婆さんは大きなキャベツをよっこいせと掛け声をかけながら拾い上げ、紐でしっかりと結んで家へと持って帰りました。
夕刻。
お爺さん「帰ったぞぅ」
お婆さん「おかえりなさい、お爺さん。これ!これを見てくださいな!」
お爺さん「おお!何とも立派なキャベツじゃなぁ!これは…一体どうしたんじゃ?」
お婆さん「川で洗濯をしていたらどんぶらこと流れてきたんです。お爺さんを驚かせたくて拾って帰りました」
お爺さん「はっは!確かに驚いた!じゃあ早速割ってみようかの!」
そしてお爺さんとお婆さんが期待を胸に、大きなキャベツを切ってみると…
中から可愛い…いや、おっさん顔の男の子が飛び出してきました。
お婆さん「あらあら!これは…赤ん坊…?えっと…赤ん坊…かしら?」
お爺さん「おやまぁ…なんとも…かわいらs…おやおや…これは…えぇ??」
大きなキャベツから赤子が出てきたのも驚きましたが、その赤子の顔があまりにも貫禄のある顔つきだった為、2人は戸惑いを隠せませんでした。
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