自立支援/障害者手帳/障害年金
自立支援医療制度、精神障害者保健福祉手帳、障害年金
うつ病などの精神疾患で病院に通うことになったり、働けなかったりした場合、まずこの3つがあることを覚えておくといいです。
私は最初に行ったメンタルクリニックでは教えて貰えなかったので、知っているか知らないかだけで負担が大きく変わってきます。
まずは自立支援医療制度
年1回の更新になります。
手帳と一緒に申請すると、次の年に診断書が必要なくなり、2年ごとにに診断書が必要になります。
こちらは通院治療の継続が必要な方の医療費の自己負担を、3割負担から1割負担にして貰える制度なので、精神の通院治療をしている方は真っ先に知っておきたいところ。
私は最初、右も左も分からず、保健所の窓口で書類を書いていましたが、今ではその窓口で書いている時間が嫌なので、家で書類をダウンロードしてから記入し、窓口で確認してもらう方法を取っています。
うつ病などの精神疾患の中で書類を書くことは相当の負担になりますので、出来るなら家族や友人に着いて貰って確認してもらいながら書くとスムーズかと思います。
本当に、1枚の書類でもうつ病の時はしんどすぎて涙が出てきます。
それを何枚も書かねばいけないので、自分の体調と相談して申請しに行ってください。
通院し始めた頃だと頭がおかしくなりそうに感じるほど、この時の書類を書く作業は負担に感じることもあるでしょうが、今後通院が長くなることを考えると早めに申請しておいた方がいいです。
自立支援と手帳申請の書類自体は、難しすぎることはありません。
診断書も必要なのですが、医師に書いてもらう際に一ヶ月から二ヶ月の期間がかかることを頭に置いておくといいです。
通院する病院と薬局の住所や電話番号を書く欄があるので、予めメモなどして持っていった方がいいかと思います。
自立支援は指定した病院、薬局のみで使用できます。
お次は、精神障害者保健福祉手帳
こちらも出来れば申請出来た方が、交通機関の利用や美術館や動物園などの施設での割引、自立支援更新期間の延長などなど、メリットがあります。
3級では電車では使えませんでしたが。
施設とかそんなの使うの?かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、精神疾患には癒しの機会が必要となる場合もあることでしょう。
治療のために外に出る、外に出て割引の使える場所があると、行く場所が広がる。
そういった使い方もアリだと私は思っています。
なにより、自立支援の更新手続きは1年ごとなのですが、手帳と一緒に申請できるとひとつの診断書でOK、かつ診断書は2年ごとでよくなるというメリットがあります。
この1年の差は大きいです。
ぜひ一緒のタイミングで更新手続きを行いたいですね。
私は働いていた期間もあったので手帳3級をとっており、級が違うともしかしたら細かい情報に違いがあるかもしれません。
働けるか働けないかのラインにいる方は恐らく手帳3級か2級になると思いますので、各自調べてみるのもいいかと思います。
最後に、障害年金
障害年金を取れると苦しかった生活が少し楽に感じられます。
過去の通院分を遡って5年ほど前の分まで貰えることがあるので、長く通院している方はぜひぜひ申請を検討してほしいところ。
申請には一年半、継続して通院している必要があるので、自立支援や手帳より少し申請がしにくいです。
こちらも私は3級で年金をいただいています。
過去4年分を遡っていただくことができ、今でも継続して2ヶ月に1度、振り込まれています。
私は年金の申請時に鬱で、本当に本当に書類が書けなかったので、社労士さんにほぼ丸投げして、後払いで支払わせてもらいました。
社労士さんを通すメリットは、まず申請が通りやすくなることが大きいです。
過去起きたことなど書くものがあるので、自分の過去を振り返って書かねばならない所もありますが、1人で申請しても通らなかった方も社労士さんを通してなら通った方もいらっしゃいました。
私はもう最初から丸投げの姿勢でした。
振り込まれてから支払えるのなら、申請する労力が極力減るのなら払う!!!そんな気持ちで申請して勝ち取りました。
事前に、どんな流れで申請が進んでいくのか?という流れを書いてあるホームページや画像などもあるので、確認して良さそうな所で依頼するといいかと思います。
診断書には最初、3万円ほどかかりましたので、お高めです。
お財布を潤わせて診断書を受け取ることをオススメします。
事前に、診断書にいくらくらいかかるのか、病院の受付で聞くのが一番いいと思います。
お金が無いという気持ちの焦りは、本当に本当に精神疾患においては悪循環を生み出します。
その焦りは現実的な焦りだけではなく、病気の症状によって過剰な焦りになっていることもあるからです。
そうなると余計に治りにくくなりますよね。
そこから最低限のお金の確保だけは出来る、そして働かないとと焦る気持ちから一歩引いて落ち着けてくれる。
それが障害年金の大きなメリットです。
障害年金を受け取りながらでも働いて大丈夫です。
まずは休むこと、休むために少しでも不安を軽くする選択肢を、受け取れる限り受け取ること。
焦りの気持ちに気付いて、心を落ち着けること、落ち着けるために必要となる制度を使うこと。
最初は大変です。
分からないことだらけだし、書類大変だし、メンタルが病んでいるので、申請が通らないんじゃないか?と不安が強くもあります。
けれどこの3つ、この3つを覚えておいてください。
自立支援、手帳、年金
そういった支援が存在すること。
そして余裕が出来た時に調べてみてください。
余裕が無ければ、周りにいる家族や友人をここぞとばかりに頼ってください。
1人で悩みすぎないで。
あ、でもひとつだけ。
反対してくるだろう家族や友人には頼らないように気を付けてください。
私も障害年金の申請の時、あまり良い顔をされませんでした。
それは固定概念のようなものだったり、どうせあぁだろ、どうせこうだろ、というマイナス思考に邪魔されたり、偏見だったり、ある人はあります。
なので私は直接社労士さんの所へ相談しました。
最初はメールで。
その後苦手な電話でも頑張りました。
それだけ大きなメリットがあると思ったので、頑張ったのです。
自分はどこまで必要なのか、働けるのか働けないかだけでなく、働くのがキツイかキツくないか、そういう面とも向き合って考えてみてください。
無理すれば働ける、ではまた体調を崩す日がすぐに来ます。
自分の気持ちを、自分の体調を、向き合って考える余裕をつくるために、どうするのが一番近道なのか。
そこを考えて判断してみてくださいね。
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