第2話~ヤバい担任~

今日は、新しい担任が来る日だ。

前の担任は学校の横領がばれてクビになったため、新しい担任が赴任となる。とても楽しみであり、ワクワクする。


だがいつまで経っても先生は現れなかった。もうすでに授業は始まっているというのに・・・


ざわつく教室。すると窓ガラスを突き破って、誰かが入ってきた。


生徒たちは叫び声を上げるものや、呆然とする人もいた。


すると担任が笑顔で


担任「おはようございます!!」


生徒たちは訳が分からずに、とりあえず挨拶をしてみた。自分たちにしてみればカオスな状況である。


担任は笑顔で元気よく


担任「今日から、君たちの担任になる「馬場馬男(ばば・ばお)」です」


訳が分からない。そのため、男子生徒が


男子生徒「あの先生」


担任「ん?なんだ?」


男子生徒「あの、窓ガラスどうするんですか?」


担任は笑顔で


担任「これは、君たちが悪いから後で職員室に来なさい」


男子生徒は、キレ気味になりながらも


男子生徒「は?なんでですか!?」


担任「だって、先生は窓ガラスを突き破る前に、ちゃんと行きますと言いました。止めない君たちが悪い」


男子生徒「なんだこいつ~」


担任「さぁ、早速校庭を走るか!!」


男子生徒「いや、先生。今は数学の授業ですけど」


担任、突然キレ気味になりながら


担任「何だお前!!文句あるのか!数学だろうが国語だろうが、関係ないんだよ!!」


男子生徒「やばっこいつ」


すると今度は、別の窓ガラスを割ってから、校庭に走っていった。


取り残された生徒たちは、唖然としながら立ちすくんでいた。


男子生徒「てか、今いくよ~って言った?」


全員が俯いた。


~終~

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