第9話 飲み会がないということは

コロナが世界を覆いこんだ時期から今日まで、以前のような飲み会というものが存在しなくなった。少人数であれば徐々に行っているところもあったりするだろうが、堂々と会社で新入社員歓迎会や異動社員のサヨナラ会の様なものは、完全に姿を消した。こうなっては、職場でしか人と人の交流、親睦を広げるしかない。だがそれは可能か?とても難しいことだと思う。ランチタイム?これも、仕切りが設置されていたりして、満足に会話というものができない。


交流の場が、職場以外に存在しないということは、こんなにも人脈を本当の意味で広げることが難しいということが、改めて実感させられる。

この場合の対処方法は、1つしかない。

頃合いを見計らい、個人的に連絡先を交換し、飲み会に持ち込むしかない。

個人的に連絡先を聞けるレベルには、職場でそこそこ努力して関係を構築するしかない。ただの業務上の話以外に隙をつく。そんなところだろう。


いつだって、その環境に存在する仲間の数は多い方がいい。

仕事でも例外ではない。

それならば、そうした面倒臭い努力も惜しまずにいかなければ。

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