第6話 仕事における感情について

仕事において、どこまで感情というものを出して良いのだろうか。

仕事というものは、努めて感情を最小限にし、論理的に考え、最短確実に課題解決を行い、利益に結び付けていくものだ。

少なくとも、今の僕のビジネスに対する理解は、こんなところだ。


しかしながら、そこで働くのが血の通った人間である以上、感情というものが存在する。そしてこの感情というものが、仕事を複雑にしていると言わざるを得ない。嫉妬、怒り、不安、恐れ、喜び、様々なものがある。こうした感情がなければなんと気楽でスムーズに仕事が進むだろうかと、何百回も考えてきた。でも、この事実は、昔も今もこれからもきっと、変わることのないことなのだろう。


この事実を真に受け止めることで、僕は逆に心が気楽になった。

自分自身だけが仕事上は、仕事として感情をほぼゼロの値に持っていく。あとは、周りがどんな感情の起伏で、仕事を複雑化させても気にしない。だってこれが自然の摂理なのかもしれないのだから。そう思うことにした。

このマインド、今後の会社員人生でアップデートされるのだろうか。

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