第3話 部下からの確認要請に「わからない」?
今日も全力で仕事と戦った二階堂蒼空は、リーダー像とはなんぞやを考えた。
業務中にわからないことがあり、それを直の上司に確認した。
そこで上司から発せられた言葉が、「わからない」だ。
上司と言えど、わからないことがあるのは仕方のないことだ。
それは、わかる。
ただ、そこで終わらせてはダメだろう。
わからないから確認して知らせるから、ちょっと待ってね。
これが、本来のあるべき上司と部下の仕事のキャッチボールではなかろうか。
僕は、そう思うから、将来上司になったら、こういうシチュエーションで最大限に気をつけようと思う。
それにしても、会社員というのは、まっことおもしろき仕事だ。
大人数の中で業務という戦いをする。
目の前の問題を解決する為に戦う。考える。動く。指示を出す。指示を受ける。
今と昔、時代が変わり、本物のいくさのように血を流した戦いは起きないが、
社長、役員、部長、次長、課長、班長、チーフ、などなど、
これらは全て昔の武将のようなものだ。
そして、仕事という戦は、この武将の能力で9割結果が決まると言って過言ではないだろう。
僕もまた、この会社で必ず成り上がり、頂点である、社長を目指す!
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