第6話 デンバー国概要

デンバー国はペリアッドの王国の西にあるクンベルテ川の中にある台地に存在しています。

大河クンベルテはデンバー絶壁によって二分され、東のクン川と西のベリテ川になり、南に下って再び合流してクンベルテ川となっています。

絶壁の北側では川の水が大きく深く溜まってる所があり、ミラー湖と呼ばれておりました。

ミラー湖には恐ろしい怪物が生息しており人々から恐れられておりましたが、ただしグーラ族だけは怪物をメラグーと呼んでいて神獣として扱っておりました。

デンバー橋はクン川の南、ベリテ川と再び合流してクンベルテ川になる手前に建設されました。

ここはデンバー台地の最も低い所となっていて、台地の奥に侵入しやすい形状だったからです。

その他の所はデンバー絶壁程では無いものの、土地が高く切り立っていたので橋を架けるには不向きだったのです。

デンバー橋を渡り切るとまずはデンバー城の前置に守りの村がありました。

格闘技、剣術の盛んな村で、初代デンバー卿が初めて小さな街を建てて暮らした所と言われております。

守りの村の西隣に交易の街があります。

ここはデンバー国内の様々な商業活動が行なわれる街です。

静かの泉で採取される貴重な宝石もここで買うことができます。

交易の街を更に西へゆくと静かの泉があり、そこを渡ると泉の民の村がありました。

泉の民は静かの泉から無尽蔵に採取される貴重な宝石を取る人々です。

静かの泉を北に遡って東に向かうと羊飼いの村があります。

食肉、乳製品、毛皮、繊維を生産しています。

またこの村はデンバー城の北からデンバー絶壁に至る広い地域を有しています。

羊飼いの村の東が田畑の村で様々な野菜を生産しています。

田畑の村の南が技術村です。

食物、武具、衣類、装飾品を生産しています。

技術村には美の女神の神殿があります。

技術村を西に進むと守りの村へ戻ります。

交易の街の北の山の麓に洞窟村への陸の入口があり、羊飼いの村の下に洞窟で暮らす人々の村があります。

洞窟は北に至ってデンバー絶壁の下からミラー湖へ通じており、修業を修めた幾人かの村人はメラグーと会話する事ができるそうです。

これらがデンバー国内の概要です。


さて、王様の一行が特別席に着席しますと大砲が響きました。

いよいよデンバー大祭が始まる模様です。


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伝説の富豪デンバー伯爵 @mody

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