第77話 臭い取りと、給湯器と、高額商品

 商品開発という事で、まず魚の臭い取りのアプリを作った。


char smell[100]; /*臭い百立方センチ*/

extern int tax_collection(int money);

extern MAGIC *magic_make(char *target_obj,int target_size,int image);

extern void magic_delete(MAGIC *mp);

extern void mclose(MAGIC *mp);


void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 if(tax_collection(1)==1){ /*税金徴収、銅貨貨1枚 金が無ければ、何も起こらない*/

  mp=magic_make(smell,sizeof(smell),IMAGEUNDEFINED); /*臭いを魔法として登録*/

  magic_delete(mp); /*臭いを消去*/

  mclose(mp); /*魔法を終わる*/

 }

}


「どう思う?」


 俺はラメルに意見を求めた。


「うっぷ、これは受け付けません。妊娠しているからかも知れないですが、噛むと臭いが」


 切り身の中まで臭いは取り除けない。

 肉自体が臭いの塊だからな。


 表面の臭いを取っただけだ。

 それでも、だいぶましになったが、焼き魚を噛むと泥臭い匂いが、口の中に充満する。

 原因物質を全て取り除かないと駄目みたいだな。


 このアプリはトイレとかで大活躍しそうだな。

 これはこれで良い。


 じゃあ切り身の臭いを徹底除去。


char fillet[1000]; /*切り身千立方センチ*/

extern int tax_collection(int money);

extern MAGIC *magic_make(char *target_obj,int target_size,int image);

extern void deodorant_mud(MAGIC *mp);

extern void mclose(MAGIC *mp);


void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 if(tax_collection(1)==1){ /*税金徴収、銅貨貨1枚 金が無ければ、何も起こらない*/

  mp=magic_make(fillet,sizeof(fillet),IMAGEUNDEFINED); /*切り身を魔法として登録*/

  deodorant_mud(mp); /*泥臭さ消臭*/

  mclose(mp); /*魔法を終わる*/

 }

}


 でこんなアプリだ。

「どう思う?」


 俺はラメルに意見を求めた。


「美味しいです。泥臭さが消えました。生臭さも一緒に消えて、魚ではないようですね」


 泥臭さと一緒に別の風味も消えるみたい。

 まるで別の肉を食べているようだとの声が上がった。

 これはこれで良いかな。


 水生成のアプリを改良してお湯生成のアプリを作った。


#include <stdio.h>

#include <conio.h>


extern int mclose(MAGIC *mp);

extern int tax_collection(int money);

extern int work_knob(int temp);

extern MAGIC *hot_water_make(float mana,int temp);


void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法の情報*/

 int i=0,temp=20; /*初期値20度*/


 if(tax_collection(1)==1){ /*税金徴収、銅貨1枚 金が無ければ、何も起こらない*/

  while(1){ /*0.01秒のサイクルで回る*/

   temp=work_knob(temp); /*つまみ制御*/

   mp=hot_water_make(0.0000001,temp); /*お湯生成、約20CC。tempに温度*/

   mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

   i++;

   if(i>100000){ /*1000秒に一回銅貨1枚を取られる*/

    if(tax_collection(1)==0){ /*税金徴収、銅貨1枚 金が無ければ、終わり*/

     i=0;

    }

    else{

     i=1;

    }

   }

   if(i==0) break; /*お金が無いので終わり*/

   if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/

  }

 }

}


 気分は給湯器だ。

 もっと早く作っておいても良かったと思う。


 他にも生水を改良して製氷機。

 臭い取りを改良して、カビ取りを作った。


「どう思う?」


 俺はラメルに意見を求めた。


「そうですね。給湯器は便利です。これは定番商品になるのでは」


「さっきの二つと製氷機とカビ取りはどうだ?」

「臭い取りも地味に良いです。魚の切り身の臭い取りは肉にも使えますね。氷も便利です。カビ取りも役に立ちます。ですが、どれも高額商品とはいかないですね」

「高額商品かぁ。照明と治療は前に作ったから、流用するとして。何がいいかな。ラウニーにも何か意見がある」

「整形美容のアプリは凄いですね。あれと同じぐらいの高額商品となると。あれかな、後継ぎ問題ぐらいですか」

「妊娠を促すアプリを作れというのだな」


 ちょっと考えてみよう。

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