なるほど、というオチでした。
全員嘘つきではありますが、嘘と思っていたことが真である理屈が通っていて面白かったです。
辺見瑠璃の正体はクトゥルフということで良いのでしょうか?
ただ、クトゥルフにしては小さい気もしますし、進化頭足類というのが正解なのかも知れません。
まあ、謎は謎としておくのが良いのでしょうね。
今こうして感想を書いている私も進化鯨類に肉片から再生された記憶再生肉袋かも知れませんしね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
納得感のある展開になっていたようで良かったです。
辺見瑠璃はクトゥルフめいた存在のようにも思えますが、詐欺師たちや寄見の主観だけでしか語られないので判断のつかないところです。
人間や知的生物の主観がどこまで真実に近いのかは難しいですからね。こうしている間も、脳が虚構を築いているだけなのかもしれません。
最後までお読みいただき、素晴らしいレビューを書いていただき、大変ありがとうございました!
仕掛け鯨人もパックンチョ
安定の食材死です
作者からの返信
コメントありがとうございます。
食材というか、現地で踊り食いされてしまいました。可哀想です。
長編執筆お疲れ様でした。
正直申しまして自分は、デスゲーム系の話は苦手でして(その手の舞台装置に興味を持てないという意味でです)、ニャルさまさんが書かれるお話だから、何かあるのだろうという想いを頼りに読み続けておりました。
最終段のオチは、なるほどそうきましたか、となかなかいい切れ味だったと思います。
ただ、個人的にはやはり最後の3話以外が冗長過ぎて、全体としてコスパが悪かった印象ですかねえ。
デスゲームだって煽られてるのに、一向に殺し合いを始めようとせず、口八丁で相手を丸め込もうとする参加者たちの異常性は冒頭からもっと印象付けしておいても良かった気がします。
あと今さら、且つ、あまり関係ないかもですが、「寄見頑人」はヨルムンガンドをなぞらえていたのでしょうか? そうすると「辺見瑠璃」はフェンリル?
ただ、そうだと仮定しても神話系の造詣に乏しいので、それが何を暗喩しているのか紐解くこともできず、不甲斐ない読者で申し訳ない。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
最後まで読んでいただき、感謝いたします。苦手なお話だったというのは申し訳ないです。
オチのお話は褒めていただけたので、そこは嬉しく思います。物語の連続性だとか引きだとかを意識し過ぎて、オムニバスだという言及が薄かったのは良くなかったかもしれませんね。
反省材料として、みんなで怪談する話はいずれリベンジしたいと思います。
北欧神話の要素としては、大きくは神族や英雄たちが災厄(ヨルムンガンドやフェンリル)に翻弄されるという辺りですね。基本的には神話と真逆のキャラクター性を意識しています。
ただ、どちらかというと、本当の元ネタへの煙幕という意味のが大きいです。
完結おめでとうございます!
デスゲームはただ殺戮を繰り返すような展開が多くて好きではなかったのですが、イメージが変わりました。
ラストまで展開がわからなかったので毎話楽しめました。面白かったです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
デスゲームものというよりは、デスゲームを舞台にした怪談語りものというつもりで書いていました。
楽しめる内容になっておりましたら良かったです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。