第3話
ピンポーン、ピンポーン
[はい。]
[松田です。]
[おい!チビです、だろう?]
[チビです。]
[入れ、チビ!]
[チビ!ここが、チビの部屋な!]
[えっ!長瀬さんゲージじゃ無いん
ですか?]
[お前な~ゲージの中には、お前の
先輩が居るんだよ!]
そうゲージの中には可愛いい
トイプードルが居た。
[長瀬さん、この子の名前は?]
[この子じゃない!先輩!]
[先輩の名前は?]
[キキだよ!]
[女の子?]
[お~]
[キキちゃん、よろしくね!]
こうして私は長瀬さんのペットに
なった。
[チビ!おやつだぞ!]
[は~い。]
[美味しそう!長瀬さん料理は
得意ですか?]
[俺?俺は、はや〇〇〇〇ち並に
上手いよ!さぁ、食べろ!]
[美味しい~]
その頃、キキも、おやつタイムだった。
[おやつ食べたら散歩に行くからな!]
[はい。]
食べ終わると夢は
[はい、長瀬さん。]
と言って、首を出して来た。
[何だよ!]
[いや、散歩だから首輪。]
[俺は、そんな変態じゃないぞ!]
そして、キキにリードを付けて2人と
1匹で散歩に出掛けた。
車道の方を歩いている私に、何故か
[チビ!危ないから、こっち!]
と言って歩道の内側に引き寄せて
くれた。
(長瀬さん、イジワルなのか、
優しいのか分からないな?)
楽しく散歩して帰宅。
[晩御飯、食べたい物は?]
[ペットの分際で、そんな事は
言えません!]
[はぁ?それ位、言えよ!
好き嫌いは?]
[無いです!]
[無いのに、どうして、そんなに
小さいのかな?]
と、ブツブツ言いながら料理を
している。
そこに雄大さん、大賀さん、海人さん
竜一さんの4人が、やって来た。
[おじゃま~。]
[じゃまするなら、帰って~]
[ほな~。]
[吉本かい!]
みんなで笑ってる。
[お~夢ちゃん、居るじゃん!]
[どう?今の気分は?]
[複雑です!ペットだなんて!]
[だよな~でも光輝、料理も上手いし
慣れると快適に暮らせるよ!]
[おい、お前達、お前達も飯食って
帰るか?]
[いいの?食べて帰るよ!]
そして6人で、ご飯を食べた。
ちゃんと、キキも食べている。
[なぁ~光輝?何で夢ちゃんを
ペットに?]
[本当、そこだよ、そこ。]
慌てる長瀬。
(聞きたい、私も!)
[お前達、見てみろよ!チビを、
小さいし、表情とか行動、まるで
子犬と一緒だろう?キキの方が
しっかりして見えるよ、だから!]
[あ~そう言われれば夢ちゃん
そういう所、有るよな?]
[夢ちゃん、ファイト!]
(ファイトじゃ無いよ?助け
出してよ!私の何処が子犬に
似てるのよ!)
そして、みんな帰って行った。
[チビ!テレビ見て、いい加減に
寝ろよ!明日、仕事だぞ!]
[はい、おやすみなさい。]
[おやすみ。]
翌朝、起きると、もう朝食が
出来ている。
(長瀬さん仕事も出来るけど
家の事も何でも出来ちゃうんだ
凄いや!)
[おはようございます。]
[おはよう、チビ!さぁ食べろ!]
[はい、いただきます。]
[チビ!今日も営業頑張って契約
取って来いよ!]
[はい、頑張ります!]
そして2人は、一緒に出社した。
歩美達が、やって来る。
[夢、どう?ペット生活は?]
[それがね?長瀬さん料理も上手いし
快適なんだ!]
[駄目だ、もう飼い慣らされてるよ!]
[まぁ、夢が快適なら、いいんじゃ
無い?]
すると、そこに長瀬の同期の女子の
先輩達がやって来た。
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