軽い解説

この作品の解説・これの後日談となる長編物について

夢乃間です。こちらはこの作品の解説やこの作品の続きとなる作品について少しお話したいと思います。


この作品の解説 (いくつかしか解説しません。)


・黒宮彰人の変化


「作中の主人公である二人ですが、彰人君は愛されたい願望を。美幸は愛したいという願望を持っています。彰人君は最初の方で美幸に対して少なくとも好意を持っていましたが、7話以降から美幸に対して何も感じられなくなっていました。

これは美幸が彰人に対してマインドコントロール、つまり洗脳した事による弊害の所為でした。

美幸は彰人から愛を求められたいと思い、彼が気を失っている間に洗脳を行いました。

しかし、ただ洗脳しても彰人は両親の事を心の底から愛しており、どうしても両親の存在が邪魔になります。そこで彼女は【自身に愛を求める】【両親の記憶を抹消】【自身が彰人と親しい関係】この3つを同時に詰め込みました。

これを同時に行ったせいで、この3つが混じってしまい、美幸を異性としてではなく、母親として認識するようになってしまいました。ですが、美幸にとってそんな事はどうでもいい事でした。                        」


・神薙美幸の年齢


「これは作中では明確に書かれていませんが、彼女は26歳です。18話で出てきた神薙夏輝も書かれてはいませんが、彼女は23歳。つまり、美幸が神薙家から捨てられてから3年後に産まれた子が神薙夏輝です。

神薙家は代々、歳をとっても外見に影響が出ず、40になっても外見は20歳にしか見えないほど。

だからなんだって話ですが。                        」


・神薙美幸の環境


「神薙美幸は神薙家から捨てられた後に、偽りの家族を用意されました。周囲の人間にはお金持ちの両親がいるという噂が立っているが、これは神薙家と繋がりがあるからだという事です。しかも、この両親役の男女はすでに殺されています。厳密に言えば、美幸が大樹と出会った後、大樹から神薙の力を引き出してもらい、その力を無意識的に使ってしまい殺害してしまいました。

なので、3話での家の中の情景では両親の姿はありませんでした。が、実はこの両親役の男女はある物として出ています。それがサボテンです。

さらに、美幸の家の中には沢山のサボテンが置かれているので、すでに彼女は何人もの人間を殺して家の中に置いています。彰人が2体のマネキンを両親と錯覚しているのと同じですね。                            」


・木村春樹について


「イケメンの高校生・・・と言いたいところですが、彼も年齢を偽っています。祓い士は外の世界とは縁を絶つのが普通ですが、神薙家からの依頼【神薙美幸を調べる】為に学校に通っていました。

彼には兄がおり、次期当主の兄の参謀としての地位にいます。

ちなみに23歳です。                         」


・木村春樹の噂


「学校で色々噂を立てられていましたが、これは情報屋と会っている所をたまたま見られた所から様々に派生していき、あの噂になりました。春樹にとって祓い士とバレなければいいので、あまり気にしていませんでした。             」


・大樹とは


「後半に出てきた空に高く伸びる大樹。夢見島の中央にあるこの大樹ですが、これが島の本体で、周りの木や地面全ては大樹が生み出したもの。

漂流した者に夢を見せて惑わす呪いをかけると言われていますが、決して悪意がある訳でなく、これは行き場を失った者に安寧を与える為に見せているんです。

また、大樹は失われた物を取り戻す力があり、その力で神薙美幸の神薙の力を引きだしていました。

そして、大樹自身も海から生まれてきた者であり、夢見島崩壊後、母である海の底へと還っていきました。                          」


・ステラとは


「自殺を図り、海に身を投げ捨てた美幸の元に現れた人型の青い光の物体。数は無数に存在し、それぞれ同一ですが意思を持っています。

ステラも海から生まれた者であり、行き場を失った者を大樹へと導く役目を持っています。

また、彼らは自らの生命を他の者に分け与える事が出来、一体で死体一人分を蘇らせる事も出来ます。                             」


・祓い士


「祓い士とは異形の存在を祓う者の事。仏教徒という訳ではなく、彼らは彼らの家を信仰しており、家の力で異形の者と戦う。

また、家の力にも差があり、春樹や道彦の【木村家】と美幸や夏輝の【神薙家】では、天と地の差があります。これはその家の祓い士としての歴史が関係してあり、木村家が出来てから30年に対し、神薙家は500年もの長い歴史があります。

歴史が長いからと言って、必ずしも祓い士として活躍出来るという事はありません。彼らは産まれてすぐに適性があるか診断され、一定基準のオーラが無ければすぐに捨てられます。そして適性があったとしても、訓練で命を落とす者や、初めての異形との戦いで呆気なく死んでしまうという事も珍しい事ではありません。

それを踏まえれば、今回登場した木村家の春樹と道彦には才能があります。  」


解説はここらへんにしておきます。他にも何かあればコメントください。

 



最後に、この作品の後日談を題材とする長編物についてお話します。今回このお話を書いていて、初めはサイコ・ラブストーリーを書こうと思っていましたが、どうしてか木村春樹に目がいき、彼を何とか活躍させたいと思い、祓い士という存在を書き足しました。

その為、恋愛物としてはあまり良く出来ていませんが、私自身この祓い士のお話を書いてみたくなり、まだ設定や話を練っている途中ですが、長編物を予定に連載するつもりです。

題名はシンプルに「祓い士」にしようと思っていますが、変わるかもしてません。

いつになるかは分かりませんが、もし今回のお話で興味を持っていただけましたら、楽しみに待っていてください。頑張って面白い作品にしようと思います。


ここまで読んでくれてありがとうございます。これからも夢乃間は小説を書き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。     




                 






                 いいね貰えたらもっと頑張れるかも・・・。

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